シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10952032-004 

△教育文化学演習Ⅱ-4
Seminar in Educational and Cultural Studies II-4
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  越水 雄二

<概要/Course Content Summary>

教育文化学演習3年次秋学期の「Ⅱ-4」では,春学期に引き続いて『〈子供〉の誕生』の輪読を続け,それを読み終えた後は,受講生がそれぞれの興味関心から探索して選んださまざまな文献の内容を(プリントを用意して)学んでいきます。参加者による発表と全員での討論を中心にして授業を進めるのは,春学期の「Ⅰ-4」と同じです。この演習によって,受講生がヨーロッパの教育文化研究の面白さと難しさと体験的に学び,各自の卒業論文(または卒業研究)へ向けた準備に役立ててくれることを期待しています。

<到達目標/Goals,Aims>

西洋の教育文化と歴史学によるその研究方法と成果に理解を深め,各自の卒業論文のテーマを設定できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献(テキスト)を読み進め,報告を担当する回にはレジュメを作成し配付すること。 
(実施回/ Week) 2~7  (内容/ Contents) フィリップ・アリエス『〈子供〉の誕生』に基づく発表と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 8~13  (内容/ Contents) 受講生が選んだ西洋教育文化関連の文献に基づく発表と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上。 
(実施回/ Week) 14~15  (内容/ Contents) 卒業論文のテーマ発表。3年次演習の振り返りとまとめ。  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自の卒業論文(または卒業研究)のテーマを考えておくこと。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  20%  遅刻せずに出席しているか,演習にふさわしい態度で授業に参加しているかという観点から毎回評価します。 
中間レポート  40%  各発表を中間レポートと見なし,内容の充実度と発表態度を評価します。 
期末レポート  40%  発表内容を基に,演習時の討論やその後の発展学習も盛り込んで期末レポートを作成してもらい,調査と考察の深まりを評価します。 

<テキスト/Textbook>

フィリップ・アリエス(杉山光信・杉山恵美子訳)  『子供の誕生-アンシァン・レジーム期の子供と家族生活-』 (みすず書房、1980)

 

テキストは必ず自分のものを購入して授業に参加してください。第8~13回の授業ではプリントを配付します。

<参考文献/Reference Book>

浅野啓子,佐久間弘展編著  『教育の社会史-ヨーロッパ中・近世-』(知泉書館、2006)
 

南川高志編著  『知と学びのヨーロッパ史-人文学・人文主義の歴史的展開-』(ミネルヴァ書房、2007)
 

教育史学会編  『教育史研究の最前線』(日本図書センター、2007)
 

ロベール・ミュシャンブレッド(石井洋二郎訳)  『近代人の誕生-フランス民衆社会と習俗の文明化-』(筑摩書房、1992)
 

ヒュー・カニンガム(北本正章訳)  『概説子ども観の社会史-ヨーロッパとアメリカにみる教育・福祉・国家-』(新曜社、2013)
 

授業中に随時,参考文献を紹介します。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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