<概要/Course Content Summary>
この演習では,教育のあり方を歴史的観点から捉えるアプローチを理解し,深めてゆくことを課題とします。それとともに,理解した内容を文章にまとめ,自身のレポートを作成する技術を高めることを目標とします。 西洋のものであろうと日本のものであろうと過去の教育観や教育制度を単に過去のものとして扱ったり,あるいは過去の教育思想の中に教育上の普遍的で超越的な真理・原理を見つけ出そうというのではなく,教育(思想)の変革が時代・社会の変化とのかかわりのなかで生じたものと捉える立場から,各教育論の特徴を時代的な(あるいは地域的な)特有性として理解してゆく方法を学んでゆくことにします。そこから,西洋や日本の教育文化の伝統がどのようなものなのか,また過去の教育論が今日の教育にどのような問題を投げかけているかについても検討してゆければと考えています。 演習の作業としては,各時代あるいは各地域(各国)に代表的で特徴的な教育論を取り上げ,それを各人が深めてゆくことを課題とします。また,これと併せて,報告の要領,レジュメ・レポートの作成(構成,参考文献,註の付け方)についても練習を積みたいと思います。
<到達目標/Goals,Aims>
・教育(思想)の歴史について,一般的理解・知識を得ること ・歴史=社会的な観点から教育のあり方を検討・研究する方法を理解すること ・理解した内容を文章に表現し,レポートとしてまとめる技術を身につけること
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
ガイダンス - 演習の進め方についての確認と打ち合わせ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習:自身が取り組むテーマ・時代・国(地域)について見当をつけておくこと
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
テキストの解説と輪読のための準備
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習:テキストを通読し,自身が取り組む対象を決めておくこと
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
テキストの輪読-1: 第1部(西洋教育思想の源流)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習:演習で扱う該当個所を読んでおくこと(2時間)(以下,同様)
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
テキストの輪読-2: 第2部(近代の教育思想)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
テキストの輪読-3: 第2部(近代の教育思想)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
テキストの輪読-4: 第3部(日本の教育思想)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
テキストの輪読-5: 第4部(現代の教育思想)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
8
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(内容/ Contents)
テキストの輪読-6: 第4部(現代の教育思想)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
9
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(内容/ Contents)
個別報告-1
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習: 他受講生の報告を聞き,要点をまとめてみる(1時間)(以下,同様)
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
個別報告-2
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
個別報告-3
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
個別報告-4
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
13
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(内容/ Contents)
個別報告-5
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
14
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(内容/ Contents)
個別報告-6
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
総括-演習を振り返って
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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・各人の報告は,共通テキストに基づいた報告(2回)と,自身が取り組んだテーマについての報告(1回)の少なくとも3回とします。 ・各人が個別に取り組むテーマは,原則,共通テキストでの報告を発展させたものとします。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
期末レポート試験・論文
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70%
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内容の構成,文章表現力,体裁
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その他
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30%
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報告,レジュメ, 議論への参加の積極性など
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出席が10回未満の場合,大幅な減点を課します
<テキスト/Textbook>
今井康雄[編] 『教育思想史』 (有斐閣アルマ、2009)
テキストは,第2週目までには入手しておくこと
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<参考文献/Reference Book>
<備考/Remarks>
秋学期が始まったときに,“e-class”で「案内」を出すので,先ずはそれを見て下さい。
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