シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10942106 

△産業社会学(2)
Industrial Sociology (2)
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  阿形 健司

<概要/Course Content Summary>

 現代社会に生きる私たちは,好むと好まざるとにかかわらず産業活動や労働と無縁ではありえない。私たちはさまざまな産業の生み出す財やサービスを消費して生活し,職業に従事して生計を維持しているからである。産業社会学は,そうした産業活動や労働と人間との関わりを社会学的に考察する学問領域である。 
 秋学期の産業社会学(2)では,職業に焦点をあてて講義する。前半は,職業への参入契機となる資格について考察する。その際,統計分析手法を解説した上で,分析結果を読解する練習と試験を行う。後半は,現代社会ではますますその重要性が高まりつつあるとされる専門職の意義について考察する。

<到達目標/Goals,Aims>

 資格や専門職に対する通念とは異なる見方を理解し,社会現象を批判的に捉えようとする態度を養うことができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 職業資格とは何か  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 職業資格のとらえ方  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 職業資格の労働市場における効用(1)効用の測定  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 職業資格の労働市場における効用(2)測定の方法  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 職業資格の労働市場における効用(3)測定の結果  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間評価とまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 職業資格の社会的文脈への位置づけ(1)解釈  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 職業資格の社会的文脈への位置づけ(2)展望  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 専門職とは何か  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 専門職のとらえ方(1)通俗的専門職論・葛藤論的専門職論  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 専門職のとらえ方(2)市場と専門職  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 専門職のとらえ方(3)素人と専門職  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 専門職のとらえ方(4)近代化と専門職  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 専門職の現代的意義  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 授業内評価とまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(1時間) 

進度に応じて,授業計画を変更することがある。受講者数が基準を超えた場合はネット配信授業になる。ネット配信授業になった場合も,中間評価・授業内評価は予定通り実施する。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

中間評価  20%  授業内容について,理解度を確かめる論述試験を行う。統計分析結果の読解が中心となるので,授業中に解説する数学や統計の知識を応用することが必要となる。採点後に答案を返却する。 
授業内評価  80%  授業内容の理解を前提とした,発展的な思考を問う論述問題を出題する。設問に対する自分の見解を論理的に記述できているかどうかを重視する。試験終了後に出題の意図と評価ポイントを伝える。 

 成績評価の詳細については第一回目の授業で説明する。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
59 8.5 35.6 23.7 18.6 13.6 0.0 2.1

<テキスト/Textbook>

適宜資料を配付する。

<参考文献/Reference Book>

今野浩一郎・下田健人  『資格の経済学-ホワイトカラーの再生シナリオ-』(中央公論社、1995)
 

近藤博之  『戦後日本の教育社会』(東京大学出版会、2000)
 

イバン・イリイチ他  『専門家時代の幻想』(新評論、1984)
 

ウルリヒ・ベック   『危険社会-新しい近代への道-』(法政大学出版局 、1998)
 

<備考/Remarks>

担当教員との連絡にはe-classを利用する。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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