<概要/Course Content Summary>
春学期の「産業関係文献演習I」に続く授業となる。春学期に習得した論文の基本,文献の読みこなし方,critical thinking(批判的かつ多角的考察)の姿勢を生かして基礎論文(8000字)の執筆に取り組む。自分のテーマに必要な文献の収集・読解,論文執筆,執筆途中の報告,発表,添削,修正を通して説得力,論理性,そして独自性のある論文を完成する。 秋学期の授業形態は, (1)オンデマンド授業と課題配信授業を基盤に授業を実施し, (2)メールやDUETなどにより,受講生との連絡手段を確保し, (3)受講生との話し合いの上,もし実施可能な場合には,必要に応じて, リアルタイム型ネット配信授業も行う。 受講生同士のオンライン・ディスカッションも行う。 リアルタイム型ネット配信授業実施の際は,事前にDUETで予告をする。 初回授業の一週間前からDUETのメッセージ機能を通して発信される連絡事項を常に確認すること。
<到達目標/Goals,Aims>
受講生が基礎論文(8000字)完成までのプロセスを通して,自分のテーマに必要な資料・文献を検索・収集する力,論文を読み込む力,自分のテーマに関する専門的知識を習得し,多様な意見を読み,理解しながら,独自の考えを打ち立てる力,critical thinking(問題意識を持ってテーマを批判的・多角的に考察すること)の姿勢を身につけ,論理性,説得力のある主張ができるようになることを目標とする。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1-3
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(内容/ Contents)
論文執筆計画書(前期「産業関係文献演習I」に完成した)を元に執筆開始 各自のテーマに関する考察をいかに深めるか 各自のテーマに関する資料・文献収集 テキスト・文献講読
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(授業時間外の学習/ Assignments)
テキスト・配布した文献の 予習・復習 基礎論文執筆
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(実施回/ Week)
4-6
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(内容/ Contents)
論文執筆と論文指導 テキスト・文献講読
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(授業時間外の学習/ Assignments)
テキスト・配布した文献の 予習・復習 文献収集・読解 基礎論文執筆
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(実施回/ Week)
7-10
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(内容/ Contents)
論文執筆途中の報告・発表 (リアルタイム型ネット配信授業時に実施 オンデマンド型資料配信型授業時はE-class上で実施し,受講生同士が発表内容を共有できるようにする) ディスカッション・グループワーク (リアルタイム型ネット配信授業時に実施 オンデマンド型資料配信型授業時はE-class上で実施 受講生同士が意見交換できるようにする) 論文指導 テキスト・文献講読
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(授業時間外の学習/ Assignments)
テキスト・配布した文献の予習・復習 基礎論文の執筆と報告準備
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(実施回/ Week)
11-13
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(内容/ Contents)
論文修正 テキスト・文献講読
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(授業時間外の学習/ Assignments)
テキスト講読 基礎論文の執筆(修正)
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(実施回/ Week)
14-15
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(内容/ Contents)
基礎論文の完成と報告
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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受講者と相談の結果,授業計画を変更する可能性はある。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果,発表 等)
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50%
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出席と積極的な授業参加,優れた発言,発表内容等
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期末レポート試験・論文(基礎論文 8000字)
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50%
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論文の基本を習得しているか テーマに沿った資料・文献を使っているか 文献・資料の読解を活かせているか テーマに関する考察が深く,多角的であるか 説得力のある,独自の議論を展開しているか 読み手に伝わる文章を書けているか
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<テキスト/Textbook>
川崎剛 『社会科学系のための優秀論文作成術-プロの学術論文から卒論まで-』 (勁草書房、2013)
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テキスト以外に文献・資料を配布する。配布時と配布方法はDUETで連絡をする。
<参考文献/Reference Book>
必要に応じてDUETで指示する。
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