シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10942005 

△産業関係論(2)
Industrial Relations (2)
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  上田 眞士

<概要/Course Content Summary>

 春学期の(1)で検討した産業関係論の理論的枠組みには,仕事論(労働給付),賃金論(報酬),労使関係制度論という三つの構成部分がある。秋学期の「産業関係論(2)」では,この理論的枠組みを土台にして,現代産業関係の国際比較と,その形成過程の歴史的考察を行う。比較や考察の中心的な対象は,一つには,戦後イギリスにおける産業関係の展開であり,いま一つには,戦後日本における産業関係の展開である。それぞれについて,どのような内容で雇用取引が行われ,どのような職場構造の上に,どのような形態で労使関係制度が形成をみたのか,それらの諸点が講義内容を構成していく機軸となる。あわせて「グローバル化」と「成果主義」をキーワードとして,産業関係の今日的変貌と直面する労働問題についても考察を行う。

<到達目標/Goals,Aims>

 産業関係の国際比較や歴史的考察を通じて,学生が産業関係の直面する今日的課題について,検討できるようになること。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 産業関係論の理論的枠組み(復習)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前期講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イギリスの雇用取引---賃金制度の特徴(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イギリスの雇用取引---賃金制度の特徴(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イギリスの雇用取引---仕事決定の特徴  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イギリスの職場構造と団体交渉(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イギリスの職場構造と団体交渉(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の雇用取引---仕事決定の特徴 (1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の雇用取引---仕事決定の特徴 (2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の雇用取引---賃金制度の特徴(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 日本の雇用取引---賃金制度の特徴(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 日本の職場構造と経営参加(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 日本の職場構造と経営参加(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 今日の成果主義改革と産業関係(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 今日の成果主義改革と産業関係(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回講義の復習(240分) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 総復習(240分) 

進度に応じて,授業計画を変更することがある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(クラス参加,グループ作業の成果等)  20%  授業への参加姿勢。今年度は,期末試験を授業への参加姿勢を反映できるレポート試験とすることで,平常点分を「期末レポート試験」に合算する。 
中間レポート試験  30%  授業内容を適切に理解・考察できているかを評価する。詳細については,授業で説明する。 
期末試験  50%  授業内容を適切に理解・考察できているかを評価する。詳細については,第1回目の授業で説明する。上述したように,「期末レポート試験」とする。 

今年度については,平常点の扱いを上述の通りとする。注意すること。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
133 18.0 27.8 24.1 13.5 16.5 0.0 2.2

<テキスト/Textbook>

配布する講義プリントに沿って授業を行う。特定のテキストは使用しない。

<参考文献/Reference Book>

石田光男  『仕事の社会科学』(ミネルヴァ書房、2003年)
 

小池和男  『仕事の経済学』第3版 (東洋経済新報社、2005年)
 

石田光男  『賃金の社会科学』(中央経済社、1990年)
 

上田眞士  『現代イギリス労使関係の変容と展開』(ミネルヴァ書房、2007年)
 

参考文献は,その他,必要に応じて指示する。とりわけ,石田光男[2003]および小池和男[2005]は,必読文献の一つである。各自,自習しておくことが望ましい。

<備考/Remarks>

この授業は,今年度,オンラインで実施する。DUETを定期的にチェックすること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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