シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10932022-003 

△メディア学基礎演習Ⅱ-3
Basic Media Seminar II-3
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  俣野 裕美

<概要/Course Content Summary>

本授業では表象についての基礎知識を学び,メディア上に描かれた様々なマイノリティのイメージを読み解く力を養う。日本や海外の映画,ドラマ,CM,音楽など様々な作品に触れながら,表象の背景に潜む権力関係を分析する。また,マイノリティのイメージがヘイトクライムなどの差別や偏見の助長/解消へと結びつく可能性についても議論したい。 
 
前半は,人種やジェンダーをはじめとするマイノリティが,メディアでどのように表象され,それがいかに社会と結びついているかに関する文献を読み,各課題に取り組む。 
後半はこれまで学んだことを元に,各自でテーマを決めて表象分析をする。レポートを作成し,受講生で相互批評を行う。 
 
本授業はネット配信型授業(資料提示型:配信する資料や文献を読み,課題やレポートの提出)で行います。 

<到達目標/Goals,Aims>

・表象の基本的な理論,分析手法を習得する。 
・メディア上のマイノリティのイメージを分析できるようになる。 
・冷静かつ建設的な議論ができるようになる。 
・自ら問いを設定し,主体的に学び考える力を身に付ける。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション(授業の概要や進め方,課題の説明)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業概要等の確認 
(実施回/ Week) 2~10  (内容/ Contents) 文献を読み,課題に取り組む  (授業時間外の学習/ Assignments) 課題提出に向けた情報のリサーチなど 
(実施回/ Week) 11~15  (内容/ Contents) これまで学んだことをもとに,各自でテーマを設定し,表象を分析し,レポートを作成/レポートを受講生で読み合い,相互批評  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート作成のための分析,リサーチなど 
 

受講者の人数や関心に応じて,授業計画に若干の変更を加える可能性があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  出席(課題の提出),クラス参加(積極性や自主性,課題内容の充実) 
クラスで発表など  50%  11~15回目に提出するレポートの内容。授業で学んだことを生かし,十分なリサーチ,表象分析,論理的な書き方ができているかどうかを評価。 

積極性や自主性を大いに評価します。

<テキスト/Textbook>

テキストは特に定めず,必要に応じて配布する。

<参考文献/Reference Book>

W.リップマン  『世論』(岩波書店、1987)
 

Stuart Hall , Representation ,  2nd .   (SAGE, 2013) . 

 

藤田真文, 岡井崇之編  『プロセスが見えるメディア分析入門 : コンテンツから日常を問い直す』(世界思想社、2009)
 

Marita Sturken and Lisa Cartwright , Practices of looking : an introduction to visual culture .   (Oxford University Press, 2009) . 

 

 

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