<概要/Course Content Summary>
メディアはしばしば「現実」の反映と見なされがちですが,本演習ではむしろメディアが我々の現実を構築するという視点から,メディア論の基本的な考え方を実践的に学んでいきます。メディア学的アプローチの根幹を成すのは,普段我々が「あたりまえ」だと思っている事象の背後にあるプロセスや構造を対象化する批判的な考察力です。本演習の前半では文献の輪読を通してそのような社会の枠組みを可視化・知覚化することを試みます。そして演習の後半では「問題設定」「調査」「分析」「発表」という論理的・実証的な考察のプロセスに取り組むことで,メディア研究に実践的にアプローチする基礎を学びます。
<到達目標/Goals,Aims>
参加学生それぞれが自らの知的興味に基づいて問題提起を行い,その問題に論理的・批判的に取り組むことができるようになることを到達目標とする。また,演習の後半ではグループ作業を中心に行う予定であるので,ぜひとも自分の考えを積極的に言葉にするとともに,周りの学生の考えにも謙虚に耳を傾けてもらいたい。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
オリエンテーション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
2-7
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(内容/ Contents)
文献輪読
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(授業時間外の学習/ Assignments)
担当箇所のまとめ
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(実施回/ Week)
8-13
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(内容/ Contents)
プレゼンに向けたグループ作業
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(授業時間外の学習/ Assignments)
グループ内での分担作業
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(実施回/ Week)
14-15
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(内容/ Contents)
発表
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(授業時間外の学習/ Assignments)
発表の最終準備
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(第2週目〜第7週目)文献輪読について(テキスト:高野光平他編『現代文化への社会学―90年代と「いま」を比較する』) ・各自ひとつの章を選び,内容の報告と批評を行う(授業1回につき1〜2人が報告)。報告者は内容を簡潔にまとめたレジュメを作成する(A4用紙で2ページ内に収める。1ページは36行)。報告は質疑応答・議論を合わせて一人20~25分程度とする。完成したレジュメは前日(月曜日)の19時までにメールで提出してください。 ・報告者以外の者は,その週に報告される章をすべて読み,そのうちの一つの章に関してはコメントをメールで提出してください。授業時にコメントをまとめたプリントを配布して議論の素材とします。コメントの提出期限は,おなじく前日の19時とします。コメントの分量は200~400字程度とする(コメントの提出がないもの,あまりに短いもの,内容を理解していないものは減点対象です。内容を理解した上で,賛成できる点,反論すべき点,疑問点などを分かりやすくまとめてください)。 ・各週の授業内で使用する箇所は,事前にコピーして配布します。 (第8週目〜第13週目)プレゼンに向けたグループ作業 について ・学期の途中でグループを4つ作り,グループ発表を行ってもらいます。発表は『現代文化への社会学―90年代と「いま」を比較する』で読んだ内容を参考にしながら,各グループ独自のテーマを設定してもらいます。発表に関する細かいことは第8週目以降に授業内で詳しく説明します。 (第14週目〜第15週目)グループ発表について ・詳細は授業内で詳しく説明します。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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50%
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クラスで発表など
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25%
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クラスへの貢献度
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25%
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出席及び授業への主体的・積極的な参加を評価する。
<テキスト/Textbook>
高野光平他編 『『現代文化への社会学―90年代と「いま」を比較する』』演習内で使用する箇所は事前にコピーして配布します
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