シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△就労支援サービス論
Theory of Employment Assistance
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  居神 浩

<概要/Course Content Summary>

 現在の大卒労働市場は「売り手市場」ですが,少し前までは「就職氷河期」と呼ばれた時期もありました。景気の波によって「働きたいけど働けない人」が必ず出てきます。また景気の波とは関係なく,「働くことへの距離が遠い人」が一定数存在します。この講義ではそんな「就労に困難を抱えている人」たちに対する相談支援の方法を学んでほしいと思います。まずは労働市場の動向や労働に関する制度・法律を説明したうえで,「インテーク」「アセスメント」「プランニング」などといった相談支援のプロセスを具体的ケースに基づいて検討していきます。

<到達目標/Goals,Aims>

 受講生が福祉専門職として支援対象者の目線に立った就労支援計画を作成できるようになることが到達目標です。それを通して,福祉専門職としての対人的技能を身につけること,さらに就労支援に関する制度や法律の知識をその背景に至るまで深く理解することの重要性も意識してください。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献リストを配布するので,早めに購入しておくこと。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 就労支援の意義と社会福祉士に求められる就労支援  (授業時間外の学習/ Assignments) 毎回,次回の範囲を指示するので,必ず読みこんでおくこと。課題作成と合わせて1時間半程度は準備に当ててください。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ソーシャルワークとしての就労支援  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代の労働市場の動向と労働法規の基礎(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 労働市場,労働法規に関する参考文献の該当箇所を必ず読んでおくこと。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代の労働市場の動向と労働法規の基礎(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 就労支援の実施体制  (授業時間外の学習/ Assignments) 当日指示 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 生活保護受給者への就労支援(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 生活保護に関する参考文献の該当箇所を必ず読んでおくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 生活保護受給者への就労支援(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 生活保護受給者への就労支援(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 障害者への就労支援(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 障害者就労に関する参考文献,ウェブサイトを紹介するので,必ず読んでおくこと。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 障害者への就労支援(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 障害者への就労支援(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) シングルマザーへの就労支援(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) シングルマザーの就労問題に関する参考文献等を指示するので必ず読んでおくこと 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) シングルマザーへの就労支援(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) これからの就労支援のあり方について  (授業時間外の学習/ Assignments) これまでの授業内容の総復習をしておいてください。 

基本的に教科書の順序どおりに進行しますが,受講者の理解度を定期的にチェックしながら進めますので,若干の変更はありえます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  30%  定期的に,ミニッツ・ペーパー等で理解度を確認します。 
小レポート  10%  読書リストのなかから「書評レポート」の提出を求めます。 
期末筆記試験  60%  定期試験期間内に,論述式(複数題出題)で行います。 

 平常点はあくまで理解度の確認なので出席点に近いものと考えてください。レポートは「感想文」ではなく「書評」になっているかどうかがポイントです(詳細は授業中に説明)。期末試験は「総論」(就労支援が必要とされる社会的背景)と「各論」(具体的なケースへの支援計画の策定)の2つの観点から福祉専門職としての知識が身についているかを問います。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
27 25.9 55.6 11.1 0.0 7.4 0.0 2.9

<テキスト/Textbook>

社会福祉士養成講座編集委員会編  『就労支援サービス』第4版  (中央法規、2016)

 

 

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