<概要/Course Content Summary>
厚生労働省が定める精神保健・医療施設および社会復帰施設等福祉施設での実習と事前および事後の学内の指導,および学外での指導を行う。実習Ⅲでは,主に夏休み期間に行った実習の訪問指導,帰校地指導,および事後の指導である。個別SVも行う。 なお,精神保健福祉の実習・演習時間数は,教室での演習60時間,実習90時間の授業に加えて,「精神障害者の保健及び福祉に関する科目を定める省令」および「大学等において開講する精神障害者の保健及び福祉に関する科目の確認に係る指針等」に定める通り,精神科病院等の医療機関において90時間以上と,障害福祉サービス事業所等における実習120時間以上の合計210時間以上が必要である。ただし,社会福祉士の実習を履修している学生は,障害福祉サービス事業所等における実習時間のうち60時間を上限に免除することができる。本学では,社会福祉士の実習履修学生であるため,原則として,精神科病院等の医療機関において90時間以上と,障害福祉サービス事業所等における実習90時間以上を実習時間としている。 なお,山野は,精神科ソーシャルワーカーでの実務経験があり,その知見をもって指導にあたる。 *新型コロナウイルスの感染状況を鑑みながら,受講者のニーズに即しつつ,オンライン(ZOOM等)によるなど柔軟に対応できるようにもすることがある。
<到達目標/Goals,Aims>
1精神保健福祉士として必要な知識について理解を深めると共に,相談援助その他の技術を習得する。 2実習での具体的な体験等を,専門的援助技術として概念化,理論化し,体系立てていくことができる能力を涵養する。 3職業倫理を身につけ,専門職としての自覚を育てる。 4関連分野の専門職種との連携のあり方について理解を深める。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
オリエンテーション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
配布資料を読む
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(実施回/ Week)
2-9
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(内容/ Contents)
事後学習の現場での実習経験をふまえた事例検討およびグループディスカッションを通じた総括
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(授業時間外の学習/ Assignments)
実習記録の振り返りにより実習体験を発表する
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
実習体験に関するレポート作成指導
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(授業時間外の学習/ Assignments)
実習報告書作成に向けた準備
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
全体スーパービジョン
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
最終個別スーパービジョン
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
13-15
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(内容/ Contents)
総括(知識のまとめ含む)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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<成績評価基準/Evaluation Criteria>
授業参加,出席
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50%
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クラス討論での参加度・授業態度を総合的に評価する。
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プレゼンテーション
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10%
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プレゼンテーション,ディスカッションへの積極的関与。
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実習先からのコメントと個別スーパービジョン
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30%
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実習先の評価と個人の自己評価の総合
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実習報告集
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10%
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実習先の評価及び報告書の内容
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<テキスト/Textbook>
<備考/Remarks>
この授業は,国家資格である精神保健福祉士受験資格取得にかかわるものである。 登録に際して諸条件があるので事前に相談が必要である。通常,開講前年に面談,オリエンテーションを実施している。諸種の事情により,実習先を紹介できない場合もある。 仮に大学が送り出しても実習途中で,受講者の実習態度等により,先方より実習を拒否される場合もあるので十分に留意のこと。
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