シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10922125-005 

ソーシャルワーク演習Ⅱ-5
Social Work Seminar II-5
4単位/Unit  通年/All year  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  姜 民護

<概要/Course Content Summary>

ソーシャルワーク演習Ⅰに引き続き,社会福祉専門職に求められる視点や知識,技術などの習得を目的とする。具体的には,領域横断的に共通する援助プロセスおよび技法を学ぶ。また,児童や高齢者,障がい者などの福祉分野を事例として取り上げ,クライアントとその環境によって求められる援助プロセスおよび技法を理解する。また,秋学期の前半には実習を振り返ることによって実習内容を深めるだけでなく,他分野の実習内容を共有・検討・考察することで,ジェネラリスト・ソーシャルワークの視点を養うことにも意識する。また,後半には,2回のグループワークを通じて自ら福祉ニーズを発見し,現実性のあるプランニングの作成に取り組んでもらう。このような学習を通じて総合的かつ包括的な援助実践の習得を目指す。

<到達目標/Goals,Aims>

①領域共通の援助プロセスおよび技法に関する知識を習得し,その説明ができるようになる。 
②クライアントとその環境を考慮した適切な援助プロセスおよび技法の提示ができるようになる。 
③ソーシャルワークの課題を指摘し,関連資料の収集,検討することができるようになる。 
④自ら福祉ニーズを把握し,現実性のあるプランニングが行えるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 春学期オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ソーシャルワークの定義と価値,倫理,原則  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 3~4  (内容/ Contents) ソーシャルワークに対する理解の深化① 
-援助プロセスおよび技法(インテーク,アセスメント,プランイング,モニタリング,評価)- 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 5~14  (内容/ Contents) ソーシャルワークに対する理解の深化② 
-各領域の事例を用いた援助プロセスおよび技法の学習- 
・児童虐待の事例 
・家庭内暴力の事例 
・高齢者介護の事例 
・障がい者雇用の事例 
・生活困窮者の事例,など 
(授業時間外の学習/ Assignments) 10回目の授業時に,中間レポートの内容を指示する 
 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 春学期のまとめと振り返り  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 16  (内容/ Contents) 秋学期オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワーク(24~29回目の授業)で取り上げる課題を指定する 
中間レポートの発表準備 
 
(実施回/ Week) 17~18  (内容/ Contents) 中間レポートの発表,ディスカッション,フィードバック  (授業時間外の学習/ Assignments) 中間レポートの発表準備 
実習内容の報告準備 
 
(実施回/ Week) 19~20  (内容/ Contents) ソーシャルワークに対する理解の深化③ 
-実習の振り返り(印象的なエピソードやプランニング,課題を中心とする報告)- 
(授業時間外の学習/ Assignments) 実習内容の報告準備 
21~23回の発表準備 
 
(実施回/ Week) 21~23  (内容/ Contents) ソーシャルワークに対する理解の深化④ 
-ソーシャルワークの発展に向けて,現在のソーシャルワークの課題を指摘し,関連文献を調べ,報告する- 
(授業時間外の学習/ Assignments) 発表準備 
24~29回の資料検索 
24回目の授業時に,16回目の授業で指定した課題の提出 
(実施回/ Week) 24~29  (内容/ Contents) ソーシャルワークに対する理解の深化⑤ 
-グループで自ら福祉ニーズを発見(選定)し,現実性のあるプランニングに取り組む- 
(授業時間外の学習/ Assignments) 24~26回,27~29回に分けて,グループワークを2回実施する 
資料検索 
(実施回/ Week) 30  (内容/ Contents) 秋学期のまとめと振り返り,総括  (授業時間外の学習/ Assignments)  

復習として授業内容の振り返りは,各自で必ず行って下さい。 
学生の人数や状況によって,内容が変更することがあります。 
講師の学会出張等などを理由に授業計画変更が見込まれる場合は,早めに相談します。 
本学の方針に従って,対面授業を原則とするが,状況変化によってオンライン授業に変更することもあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  60%  出席および参加度 
中間レポート  20%  レポート内容は,授業時に指示する 
期末レポート  20%  レポート内容は,授業時に指示する 

演習科目なので,授業への出席を基本とする。授業では,意見交換や発表,ワークなどに積極的に取り組んでもらうことが最も重要です。 
また,各学期2/3以上出席しないと,単位取得は不可です。積極的なご参加を期待しています。

<テキスト/Textbook>

指定テキストはありません。 

<参考文献/Reference Book>

資料(参考文献など)は,授業内容によってその都度提示,あるいは配布します。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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