<概要/Course Content Summary>
社会生活上の困難をかかえている「人」に対して,「社会福祉」は様々な「法」を作り,「制度」を作ることで援助していこうとする。しかし,すばらしい福祉法ができ,施設や在宅サービスの供給システムが数多く作られたとしても,それだけで人間が幸せになるわけではない。これら福祉制度のもとで,社会資源を活用しながら,福祉関係者(福祉専門職員やボランティア等)が援助を必要とする人にどのように関わることが望ましいのか。また,彼らに必要な社会資源をどのように創出していくのか等が考えられなければならない。これら社会福祉援助のための具体的技術の体系や原則等を学ぶのが本講義の目的である。なお,評価にあたっては出席を重視する。
<到達目標/Goals,Aims>
今後ソーシャルワーク関連の科目を学ぶにあたっての基礎的知識を身につける。 将来ソーシャルワーカーとして実践に関わる場合の倫理・価値や技術について身につける。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1,2,3,4
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(内容/ Contents)
○採点基準・授業運営方針等公開 Ⅰ 社会福祉とソーシャルワーク (1)福祉は何を目指しているのか 1.誰が援助関係における主体か 2.社会にこだわるということ 3.個人としての人にこだわる 4.ここでいう「幸福」とは
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
5,6
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(内容/ Contents)
(2)理念を現実化するための仕組み 1.国民生活の共通部分・ミニマム部分を支える
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
7,8
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(内容/ Contents)
2.類型別のニードに対応するサービス
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
9,10,11,12
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(内容/ Contents)
3.ソーシャルワーク ケースワーク,グループワーク,コミュニティワーク,ソーシャルアクション,社会福祉調査,社会福祉運営管理,社会福祉計画
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
13,14,15,16
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(内容/ Contents)
Ⅱ ソーシャルワークの役割・機能 イネーブラー,セラピスト,カウンセラー,エデュケーター,コーディネーター,メディエーター,アドボケート,ケアギバー,ディベロッパー
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
17,18
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(内容/ Contents)
Ⅲ ソーシャルワークの専門性 (1)専門職とは (2)他の専門職との関係-固有性と共通性-
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
19,20
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(内容/ Contents)
(3)ソーシャルワークの固有性 (4)判断の専門職と技術の専門職
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
21,22
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(内容/ Contents)
Ⅳ 倫理綱領について ヒポクラテスの誓い,生命倫理の4原理,福祉系各種団体綱領
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
23,24,25,26
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(内容/ Contents)
Ⅴ ソーシャルワーク援助の原則 個別化,行動の意味の理解,受容,自己覚知 自己決定,アンビバレント,ニード,クライエントは誰か,秘密保持,制限(ダメなものはダメと落とし所さがし)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
27,28,29
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(内容/ Contents)
Ⅵ ソーシャルワークのプロセス インテーク,アセスメント,プランニング,インターペンション,モニタリング,終結,評価,アフターケア
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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(実施回/ Week)
30
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(内容/ Contents)
○全体の復習
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習
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本講義は二コマ連続である。従って三十回授業である。 また以上は,過年度の例である。 今年度も基本的にこの流れで進むが,毎回受講生の質問を受け付け担当者による回答の時間を取ったりする関係上,実際の進度の早遅は発生する。 必要に応じて,理解力の定着のため授業中にミニディスカッションを行うことがある。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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40%
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毎回のレスポンスシート。 必要に応じて実施するグループディスカッションへの参加,
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期末筆記試験
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40%
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授業内容を正確に理解しているか。
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その他
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20%
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必要に応じて実施する小レポート。
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特記事項
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基本的に出席重視である。 必要に応じて個人と面談の上,特に正当な理由のある場合には一定の配慮を行なうことはありうる。
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<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
95 |
62.1 |
21.1 |
5.3 |
0.0 |
11.6 |
0.0 |
3.2 |
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<テキスト/Textbook>
<参考文献/Reference Book>
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