<概要/Course Content Summary>
本ゼミが2年間で目指すことは,「問題を発見し,それに科学的な方法で答えを出すことを学び,様々な社会の課題に応えていくことができる力を養うこと」である。最終的には,卒業論文という形でその成果を発表することになるが,本演習では「問題の発見」と「調査方法の習得」を目指す。 まず,自分が社会の中でどのようなことを問題と感じ,解決していきたいのかを明確にするために,文献などを通じて討議を深めていく。なお,文献やプロジェクトは参加者の関心を考慮して決定する。 次に,方法には,量的な手法(質問紙の調査)や,質的な方法(インタビューや事例研究)があるが,3回生の後期には実際にインタビュー調査や質問紙調査を行い,そのデータをどのように分析すればよいかを考えていく。現場の専門職や当事者へのインタビュー,質問紙による調査など実際に行ったり,現場の人を招いてグループインタビューを実施し,その結果を全員で考察しながら,調査方法を学ぶことも考えている。 なお,内容に関しては参加者と相談の上,変更することもありうる。
<到達目標/Goals,Aims>
1.論理的な思考を身につけ,論理的なレポート,発表,ディスカッションができるようにする。 2.「社会福祉」の考え方を学び,そのことを将来に生かせるようにする。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
〈専門演習Ⅰ〉
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
オリエンテーション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
2~5
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(内容/ Contents)
調査方法に関する文献の輪読
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の確認等
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(実施回/ Week)
6~14
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(内容/ Contents)
グループもしくは個人による学内・学外でのミニプロジェクトの実施と発表
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(授業時間外の学習/ Assignments)
発表の準備等
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
後期のまとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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受講者と相談の結果,授業計画を変更する可能性があります。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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60%
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何より積極的に参加する姿勢を重視する。
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発表内容
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40%
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論理的な発表となっているか。
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特記事項
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積極的にゼミの運営,討議に参加することが求められる。
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<テキスト/Textbook>
笠原千絵・永田祐 『地域の〈実践〉を変える社会福祉調査入門』 (春秋社)
ISBN:978-4393333297
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