シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10922032-003 

△社会福祉学専門演習Ⅱ-3
Seminar in Social Welfare II-3
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  空閑 浩人

<概要/Course Content Summary>

 本演習の担当者は,重い障害を抱える人々やその家族との出会いと関わりを出発点に,ソーシャルワークやケアワーク等,いわゆる「対人援助」実践の難しさや面白さ,また社会福祉の「奥の深さ」を学んできました。 
 様々な生活上の困難に直面している人々を前に,援助者はどうあるべきか,そして何が出来るのか。そもそも社会福祉の援助(ソーシャルワーク)とは何か。それはたとえば医療や看護,心理,教育の実践とはどう違うのか。これらのことは,今でも問い続けていることです。 
 演習はグループでの協同作業を通して,個々の学問的関心を広げ,学びを深める場であると考えます。それゆえに,ゼミとしての運営や毎回の議論へのメンバーの積極的な参加が,演習成立の条件になります。 
 自らが他のメンバーと同じく本演習を構成するかけがえのない一員であるという自覚を持って参加して欲しいと思います。 
 担当者は,社会福祉士としての実務経験を有しており,その経験を活かした社会福祉に関する講義や演習を行う。

<到達目標/Goals,Aims>

 「人が人に関わり,その社会生活を支援する」。本演習では,春学期(「社会福祉学専門演習Ⅰ」)に引き続き,このことの意味を模索しつつ,そこから社会福祉の制度・施策や実践をめぐる様々な課題についてみなさんと共に考えていきたいと思っています。 
 社会福祉の仕事は人の生活,人生,価値観,生き方に関わる営みであり,社会福祉を学ぶことは自らの価値観や生き方を問うことだと考えます。そこにあらかじめ用意された「正解」はありません。そして「正解」も一つではありません。 
 この演習が,社会福祉の学びを深めるとともに,みなさんの価値観や人生観をも問い直す新たな発見や気づきを得ることができるような場となればと思っています。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1~2  (内容/ Contents) オリエンテーション 
春学期(社会福祉学専門演習Ⅰ)の振り返り 
(授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 
(実施回/ Week) 3~4  (内容/ Contents) 個人研究発表テーマ設定とスケジュール決め  (授業時間外の学習/ Assignments) 研究発表テーマの設定 
(実施回/ Week) 5~13  (内容/ Contents) 社会福祉・ソーシャルワークに関する個人研究発表と全体討議  (授業時間外の学習/ Assignments) 研究発表の準備 
(実施回/ Week) 14~15  (内容/ Contents) 個々の振り返りと全体総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習 

 演習の詳しい内容やゼミの運営については,みなさんと相談しながら決めていきたいと思っていますが,この「社会福祉学専門演習Ⅱ」では,メンバーそれぞれの関心に基づいた研究テーマを設定し,卒業研究をも視野に入れながらの取り組みができればと思っています。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  80%  出席を最重要視します(無断欠席は認めません)。 
その他  20%  個人発表の内容等。 

<テキスト/Textbook>

  必要に応じて,授業の中で指定します。 

 

<参考文献/Reference Book>

  必要に応じて,授業の中で指定・紹介します。 

 

 

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