2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

本講義はデジタル・メディア時代におけるメディアと情報（イメージ）さらにはメディアと身体との関係性について様々な視点から検討する。コンピュータとメディア端末とインターネットが融合することで，メディア環境はどのように変化してきたのか？さらには，そのようなデジタル・メディアの普及は情報伝達のあり方，集団のつながり方，さらには文化の形成にどのような変容をもたらしているのか？これらの問いに関連するメディア学のキーコンセプトを通して，デジタル・メディア普及後の人々のメディア体験についてそれ以前のアナログメディアの時代と比較しながら考えていきます。　
　
使用するテキストとして，レフ・マノヴィッチ『ニューメディアの言語』，遠藤薫『廃墟で歌う天使　ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』を読み直す』，大黒岳彦『情報社会の〈哲学〉: グーグル・ビッグデータ・人工知能』などを予定しています。

＜到達目標/Goals,Aims＞

学生がメディア論の専門書を読解できるようになることが第一の目標です。ただし，単なる「知識の習得」というよりも，理論を介して社会・文化現象を批判的に分析できる力を養うことに重点を置く授業を目指します。よって，（１）予習　（２）ディスカッションへの積極的な参加，の２点は受講する上での基本条件です。

＜授業計画/Schedule＞

履修学生の人数等を見ながら，若干の授業計画の変更の可能性があります。

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

＜テキスト/Textbook＞

授業内で指示

＜参考文献/Reference Book＞

授業内で指示