シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10912112-003 

△社会学研究法B-3
Social Research Methods B:Qualitative-3
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  加藤 泰子

<概要/Course Content Summary>

フィールドワークから論文執筆までのプロセス,質的調査の技法を総合的に理解する。質的調査はノートの付け方,インタビューの仕方,録音記録の起こし方,カメラの撮り方など,テクニカルな側面があると同時に,人と状況に具体的に関わるという側面がある。講義を通じて,その両者について理解を深める。また,参与観察法,インタビュー,ライフヒストリー分析,ドキュメント分析など,様々な調査法について,実例を通じて理解する。それとともに,グループに分かれて互いにインタビューをしあったり,フィールドノーツを批評しあうなど,演習を通じて調査技法の基本を身につける。 
社会調査士資格取得カリキュラムのF科目に対応している。

<到達目標/Goals,Aims>

質的調査法の様々な方法について,先行研究や事例を参考にしながら,その概略を学んだうえで,質的調査の中心的な方法であるインタビュー調査,参与観察法,ドキュメント分析について演習を通して会得する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1.  (内容/ Contents) イントロダクション  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業計画を読んで授業内容を把握する 
(実施回/ Week) 2.  (内容/ Contents) 質的調査の位置づけについて学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む 
(実施回/ Week) 3.  (内容/ Contents) 質的調査の意義と方法について学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む,期末レポートのテーマの検討 
(実施回/ Week) 4.  (内容/ Contents) 質的調査の調査倫理について学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む 
(実施回/ Week) 5.  (内容/ Contents) 文献研究の意義について学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 文献リストを作成する 
(実施回/ Week) 6.  (内容/ Contents) 問いの立て方について学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートの対象・テーマの決定 
(実施回/ Week) 7.  (内容/ Contents) インタビューの技法を選ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む,文字起こし記録の作成 
(実施回/ Week) 8.  (内容/ Contents) インタビューの手順や具体的行動を学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む,依頼状の作成 
(実施回/ Week) 9.  (内容/ Contents) フィールドワークと参与観察について学ぶ 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む,参与観察レポートの作成 
(実施回/ Week) 10.  (内容/ Contents) ライフヒストリーの技法を学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む 
(実施回/ Week) 11.  (内容/ Contents) ライフヒストリー法の事例から学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む 
(実施回/ Week) 12.  (内容/ Contents) KJ法,グラウンデッド・セオリー法について学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む 
(実施回/ Week) 13.  (内容/ Contents) ネットワーク分析について事例から学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む 
(実施回/ Week) 14.  (内容/ Contents) ビジュアル記録の意義と活用方法について学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む,視聴記録の作成 
(実施回/ Week) 15.  (内容/ Contents) これまでの授業内容を総括する  (授業時間外の学習/ Assignments) 資料を読む,期末レポートの完成 

授業はオンラインによる配信型授業(オンデマンド型)の形で行うが,授業計画は,社会状況および受講生の状況に応じて,内容を変更することもありうる。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

中間課題  40%  期日内の提出および内容の完成度 
期末レポート  60%  期日内の提出および内容の完成度 

複数回の課題提出により授業の理解度を評価する。期末レポートでは,質的調査としての技術を評価する。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
26 38.5 38.5 11.5 7.7 3.8 0.0 3.0

<テキスト/Textbook>

谷富夫・山本努編著  『よくわかる質的社会調査 プロセス編』初版  (ミネルヴァ書房、2010年) ISBN:978-4-623-05844-0  授業内容は主にこのテキストを参照しているため,テキストが手元にあれば理解が深まるが,今回はオンライン授業のため,テキストの準備は任意とする。 

 

<参考文献/Reference Book>

参考文献は初回の授業で配布する授業計画(詳細)に記載するほか,授業内容に合わせて授業内で適宜,紹介する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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