シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10912002 

△現代社会論
Aspects of Contemporary Society
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  遠藤 英樹

<概要/Course Content Summary>

 Jポップやロックなどのポピュラーミュージック,マンガ,アニメ,ファッションをはじめ,現代における文化現象はとても多様です。しかも,それらは,つねに移ろいやすく,たった数年前のことでもすぐに古びてしまいます。そのため,これら現代文化を学問的に扱うことはとても難しいことだとされてきました。その一方で,ポピュラーミュージック,マンガ,アニメなど,現代における文化現象は,現代社会に生きる私たちに対して大きな影響を及ぼし続けています。それらは,現代社会のあり方をあざやかに映し出してくれる鏡なのです。 
 そこで本講義では,社会学,経済学,政治学,文学理論,地理学などから様々な視点・方法を借り,様々な学問領域を横断しながら,多くの考え方,方法,視点,理論を柔軟に用いて,社会との関わりの中で現代文化のあり方について考察し,現代社会の特徴を浮彫にしていきたいと思っています。その際には,映像資料や音楽資料なども豊富に参照して,楽しく講義を展開したいと思っています。 
 なお講義は,ネット配信(オンデマンド資料提示型)で行います。

<到達目標/Goals,Aims>

1)現代における文化現象を具体的な事例を通じて考察し,現代社会の特徴を明らかにする。 
2)現代文化の多様で移ろいやすい意味を把握できるようになるためのツール=道具(考え方,方法,視点,理論など)を身につける。 
3)すでにあるようなツール=道具では,どうしても考えられない,自分だけの問題意識をもつ。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション,現代社会論の枠組み  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書や参考書を読み復習する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 映画-社会との関わりで映画を読み解く-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) テレビ-視聴者はテレビドラマをどう見てきたか-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ポピュラーミュージック-Jポップからロック,レゲエ,ヒップホップまで-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アニメ-ディズニーのたくらみ,ジブリのくわだて-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) マンガ-社会を映すマンガ-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文学-推理小説,ライトノベル,ケータイ小説-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コンピュータ-ウェブという社会的世界-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ファッション-ファッションの記号論-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 観光-カルチャー・オン・ツアー-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) お笑い-「M1」や「エンタ」の社会的意味-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 演劇-宝塚歌劇団,パフォームされるジェンダー-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) アイドル-なぜアイドルを「推す」のか?-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 美術-「アート」ってそもそも何だ?-  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 文化から見える現代社会  (授業時間外の学習/ Assignments) 〃 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  20%  各授業回で提出してもらう「振り返り」に書かれている質問やコメント 
期末レポート試験・論文  80%  講義内容を適切に理解でき,そのうえで,みずからの考えを明確に論じることができているかを問う。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
339 4.1 43.7 41.6 2.7 8.0 0.0 2.3

<テキスト/Textbook>

遠藤英樹  『現代文化論-社会理論で読み解くポップカルチャー-』 (ミネルヴァ書房、2011)

 

その他,講義内で適宜,プリントを配布する。

<参考文献/Reference Book>

遠藤英樹・松本健太郎編著  『メディア文化論[第2版]-想像力の現在-』(ナカニシヤ出版、2017)
 

講義内でその都度,紹介していきます。

<備考/Remarks>

受講生のみなさんとともに,文化と社会のかかわりを考え,共同作業で一緒に良い授業をつくりあげていきたいと思っています。また,学生のみなさんの既存の枠組にとらわれない,伸びやかな思考を期待しています。 
また講義内では,映画,テレビドラマ,アニメ,音楽,お笑い映像等々を資料として積極的に参照する予定です。 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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