シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△体験型教養科目 (環境と情報)
Experiential Liberal Arts -Experiential Liberal Arts-
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  鄭 躍軍 林田 明 岸 基史

<概要/Course Content Summary>

(環境と情報) 
地球環境問題とその人間社会との関係を理解することは,科学技術分野だけでなく人文学や社会学においても重要な課題となっている。特に自然環境と生活環境の変化,環境についての人間の意識のありかたを理解することは,21世紀の新しい文化を創造するための基盤となる。この講義では,地球環境の変動や生活環境の変化,環境に対する人間の意識に関する最新の研究事例を紹介し,環境と人間との関わりから生まれる文化について考察する。講義で取り上げる環境と情報に関する基礎的概念を理解し,人間の社会や文化に対する影響について認識を深めることを目標とする。

<到達目標/Goals,Aims>

自然科学や社会科学における環境情報の解析の基本概念および研究事例を学び,環境と人間の関係を考察する手法を理解できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1) 9/28  (内容/ Contents) 気候変動と環境情報(1):地球環境についての問題意識と基礎的な知識を確認し,講義の概要と授業計画を説明する。[林田]  (授業時間外の学習/ Assignments) 地球環境問題の特徴・特質を理解する。 
(実施回/ Week) 2) 10/5  (内容/ Contents) 気候変動と環境情報(2):地球温暖化の実態と原因の探求について解説する。[林田]  (授業時間外の学習/ Assignments) 現代社会における地球温暖化の意味を考察する。 
(実施回/ Week) 3) 10/12  (内容/ Contents) 気候変動と環境情報(3):気候変動の復元,氷期-間氷期サイクルについて解説する。[林田]  (授業時間外の学習/ Assignments) ミランコヴィッチ・サイクルと気候変動の対応を理解する。 
(実施回/ Week) 4) 10/19  (内容/ Contents) 気候変動と環境情報(4):モンスーン気候の変動と異常気象について解説する。[林田]  (授業時間外の学習/ Assignments) モンスーンの特徴と異常気象について理解する。 
(実施回/ Week) 5) 10/26  (内容/ Contents) 「エコノミー」と「エコロジー」(1):人と自然との関わりをどう捉えるのかについて,問題提起する。[岸]  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分自身がどういった自然観を持っているのかを考える。 
(実施回/ Week) 6) 11/2  (内容/ Contents) 「エコノミー」と「エコロジー」(2)経済システムの概要を解説する。[岸]  (授業時間外の学習/ Assignments) 経済循環と貨幣の本質について理解する。 
(実施回/ Week) 7) 11/9  (内容/ Contents) 「エコノミー」と「エコロジー」(3):生態システムの概要を説明する。[岸]  (授業時間外の学習/ Assignments) 生態系における生物多様性や物質循環の概要を理解する。 
(実施回/ Week) 8) 11/16  (内容/ Contents) 「エコノミー」と「エコロジー」(4):経済社会システムと生態システムとがどう関係しているのかを解説する。[岸]  (授業時間外の学習/ Assignments) 生態系サービスについて理解し,「循環型社会」「持続可能な社会」のあるべき姿を自分なりに考える。 
(実施回/ Week) 9) 11/23  (内容/ Contents) 「エコノミー」と「エコロジー」(5): 授業内評価[岸]  (授業時間外の学習/ Assignments) 第5回~第8回の内容の復習。 
(実施回/ Week) 10) 11/30  (内容/ Contents) 環境質と環境意識(1):環境倫理の基礎:人間と環境の関係,世代間の責任のあり方,地球全体と局部の関係の3つの基本領域について講義する。[鄭]  (授業時間外の学習/ Assignments) 環境問題における倫理学の役割について考える 
(実施回/ Week) 11) 12/7  (内容/ Contents) 環境質と環境意識(2):環境意識の概念:環境意識の本質とその形成メカニズム,計測尺度,調査分析の概要について,国内外の研究事例を通して解説する。[鄭] 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 環境意識の意味及びその影響要因について考える 
(実施回/ Week) 12) 12/14  (内容/ Contents) 環境質と環境意識(3):環境意識の調査事例:実際の調査結果を基に,環境意識データの収集方法・分析方法及び結果の読み方について説明する。[鄭]  (授業時間外の学習/ Assignments) 調査データによる環境意識分析の方法を考察する 
(実施回/ Week) 13) 12/21  (内容/ Contents) 環境質と環境意識(4):環境評価の基本:環境の価値,環境評価の意義,社会経済的評価の具体的な手法について紹介する。[鄭]  (授業時間外の学習/ Assignments) 環境評価の意味と方法について考える 
(実施回/ Week) 14) 1/18  (内容/ Contents) 環境質と環境意識(5):環境協調の初歩:国際環境協力の現状とその問題点,協調可能性,協調枠組のあり方について講述する。[鄭]  (授業時間外の学習/ Assignments) 環境協力の現状及び課題について考察する 
(実施回/ Week) 15) 1/25  (内容/ Contents) まとめ:環境と情報に関する可能な研究展望について説明する。[林田]  (授業時間外の学習/ Assignments) 環境変動や自然災害が人間の社会や文化に対して与える影響を考察する 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  10%  出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等 
小レポート  30%  各担当者の講義内容について理解を確認する。 
中間レポート  60%  各担当者の講義テーマについて内容の理解度をレポートで確認する。 
特記事項    小レポートと中間レポートの提出要領は各担当者が指示する。 

各担当者の講義内容を理解し,自らのことばで記述すること。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
71 14.1 22.5 18.3 11.3 33.8 0.0 1.7 *

<テキスト/Textbook>

テキストは使用せず,講義時に資料を配付する。

<参考文献/Reference Book>

講義時に紹介する。

 

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