シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10807225 

△音韻論
Phonology
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  田中 雄

<概要/Course Content Summary>

本授業では,言語の音声の体系と規則性について学ぶ。受講生は,日本語を含めた世界の言語の音声データを収集・観察してパターンを見出し,音韻理論で一般的な手法を用いてそれを分析・記述するという作業を行う。また発展して,世界の言語の音声・音韻に存在する多様性と普遍性の理由について考察する。

<到達目標/Goals,Aims>

言語の音声・音韻の研究を行うための知識と技術を身につけることを主たる目標とする。具体的には,音声データの収集と分析を行い,その結果を発表・論述できるようになることを目指す。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 導入;音声学と音韻論  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 子音の発音と転写  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 母音の発音と転写  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 韻律的特徴の発音と転写  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音響分析 [リアルタイム双方向型予定]  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音素と異音  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音韻分析:規則と一般化  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音韻分析:規則と一般化  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 音韻分析:自然な規則・中和  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 音韻実験のデザイン [リアルタイム双方向型予定]  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 形態音韻論  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 弁別的素性と自然類  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 規則の順序  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ;期末レポートに取り組む 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 規則の順序  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ;期末レポートに取り組む 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 規則と言語の普遍性;まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習,クイズ;期末レポートに取り組む 

備考:授業の内容は,進度等に応じて変更する可能性がある。 
 
[授業形態について] 
 
大部分の授業(13回を予定)は,オンデマンドのネット配信授業(動画配信)で実施する。課題配布・提出,小試験等もネット上で行われる。 
一部の授業(2回を予定)は,ソフトウェアの操作方法の説明や,質問への回答を学生に直接伝える機会を設けるため,リアルタイムのネット配信授業(MicrosoftTeamsを用いた双方向型)で実施する。受講生は受講場所について,学内(対面授業用の配当教室)と学外(自宅等)のいずれかを選択することができる。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

クイズ  30%  授業の理解度を測るためのクイズを各講義で出題する。 
課題  30%  授業の理解度を測るための課題を学期中に複数回出題する。内容を総合的に評価する。 
期末レポート  40%  授業で学んだ知識を応用し,音韻現象に関するデータを収集・分析して論述する課題を出題する。内容,論理構成等を総合的に評価する。 

 
備考1:クイズ,課題,期末レポート等は時間厳守であり,期限後に提出されたものは原則的に受け付けない。 
備考2:世界の言語の音声の発音や聞き取りの練習課題を出し,評価の対象とすることがある。 
備考3:クイズの回答の未提出が5回を超える場合は,他の評価項目の点数に関わらず授業評価を「不可」とする。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
45 20.0 40.0 6.7 11.1 22.2 0.0 2.2

<テキスト/Textbook>

各講義用に資料を提供する。

<参考文献/Reference Book>

Hayes, Bruce (2009) Introductory Phonology. Wiley-Blackwell. 
窪園晴夫 (1999) 『日本語の音声』. 岩波書店. 
窪園晴夫 (1998) 『音声学・音韻論』. 日英語対照による英語学演習シリーズ1. くろしお出版. 
 
その他,授業中に随時紹介する。

<備考/Remarks>

本授業を履修するにあたっては,「世界の諸言語」(あるいはその他の言語学の基礎科目2つ以上)を事前に履修していることが望ましい。これらを履修していない場合は,担当教員にその旨を伝え相談すること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。