シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10807032-037 

△ジョイント・リサーチⅡ-37
Joint Research II-37
1単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  実習/Practical training

  津村 宏臣 岸田 徹 山内 信幸

<概要/Course Content Summary>

国際社会・支援および人間開発報告(HDR)とグローカリゼーション研究 
 同志社大学の“国際主義”でもある「世界の文化にふれ,異なる価値観を認め合う学び」の実践の場として,本ジョイントリサーチのⅡでは,Ⅰで習得したグローカリゼーションの研究事例の理科を通じた,新しい課題発見と解決の実践的企画・立案をおこなう。特に,人間開発報告書に提示される事例の定量評価を通じ,地域社会の実情・実態に関する様々な問題解決を目指す。 
 具体的には,Ⅰで取り上げた貧困・経済開発・資源・所得・環境・文化多様性・権力・環境など,国際的な人間理解の精神に基づく人間開発分野での多様なテーマをグループごとで混合あるいは細別し,施策との関連の有効性を検証する。 

<到達目標/Goals,Aims>

 受講生は,「グローバルな課題の実践を足下の地域から」というグローカリゼーションに関する応用的な実践事例の経験を通じ,具体的な地域・国際課題を設定してそれらに関する調査・研究を進める能力を身につけ,国際社会人として成長することを目指す。 
 Ⅰに引き続き,Ⅱでも人間開発報告書(HDR)の調査報告書からグループで設定した“地域”“課題”“国際的視点”“人類学的経験”“社会調査や社会統計の諸問題”などにアプローチし,関連文献調査と国際社会調査などの実践力を高める。具体的地域課題を設定し,調査計画を立案,実施する運営力を実践的に習得する。 
 本科目のⅠ・Ⅱを通じて,国際社会,国際文化関連の卒業研究につながる研究テーマの設定までをおこなう。また,グループワークの中心課題からブレインストームを拡張し,個別地域の個別課題に対する個別実践が可能な能力も習得する。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ⅰの講評とグループ間での意見交換  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ再設定や研究主題のブレインストーム  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ⅱの到達目標の概説(国際社会人としての文化人間力の位置づけ)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 4-5  (内容/ Contents) グループワーク1/2 各グループで検討課題の調整  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 6-7  (内容/ Contents) グループワーク3/4 役割分担と企画・計画案精査  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間報告会  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中間報告を受けたブレインストーム(講評混み)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 10-13  (内容/ Contents) グループワーク5~8 課題に関する調査・研究  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 最終報告準備  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 公開最終報告会(メディア・MICE・行政など関連社会との接続)  (授業時間外の学習/ Assignments)  

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  10%  出席・グループ内での役割分担の明確化 
小レポート  10%  グループワーク後のディスカッションペーパー 
中間レポート試験  20%  報告内容およびそのレポート 
期末レポート試験・論文  30%  報告内容,レポート,および外部評価 
クラスで発表など  10%  報告会資料 
クラスへの貢献度  20%  グループワークでの貢献度(メンバーの相互評価) 

各授業時間内には教員とのディスカッションを積極的におこなうこと 
各グループ内での自身の役割を明確にし,その責任を遂行すること 
決して,グループ内の他のメンバーに成果を依存しないこと 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
18 100.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 4.0

<備考/Remarks>

神田外国語大学国際社会研究所 2009 グローカリゼーション-国際社会の新潮流 
前川啓治 2004 グローカリゼーションの人類学―国際文化・開発・移民 
ジェームス・C・スコット 2017 実践 日々のアナキズムー世界に抗う土着の秩序の作り方 
ジェームス・C・スコット 2013 ゾミアー脱国家の世界史 
K・ポメランツ 2015 大分岐―中国,ヨーロッパ,そして近代世界経済の形成 
 

 

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