シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10806325 

△表現文化論
Representational cultures
2単位/Unit  秋学期/Fall  京田辺/Kyotanabe  講義/Lecture

  下嶋 篤 後安 美紀

<概要/Course Content Summary>

本講義では,情報,アイデア,感覚を視覚的に表現するという,多様で,また歴史の長い文化的営為について,認知科学とメディア学の観点からの基本的な知識を得ることを目的とする。講義の前半(下嶋担当)では,新聞,テレビ,ネットニュース,SNSなどで実際に用いられた図や写真を取り上げ,図像の論理特性と認知特性の観点から分析する方法を示す。講義の後半(後安担当)では,いわゆるイリュージョンとは異なる地平にある視覚表現における「うそ」についてと,視覚表現に関するメディアリテラシーの問題(視覚教育の難しさ)を確認したうえで,石岡良治の『視覚文化「超」講義』の議論をもとに,動画以降の世紀を生きるために,映画の時代,TVの時代,ビデオの時代,ネットの時代の視覚表現について考える。 
キーワード:視覚表現,論理特性,認知特性,視覚表現のうそ,メディアリテラシー

<到達目標/Goals,Aims>

情報,アイデア,感覚を視覚的に表現するという文化的営為について認知科学とメディア学の観点からの基本的な知識を得る。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講義の概要 
図像研究の意義 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図像の論理特性:意味の派生(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図像の論理特性:意味の派生(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図像の論理特性:特定性の要求(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図像の論理特性:特定性の要求(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図像の論理特性の影響:恣意的な完全特定  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図像の論理特性の影響:読解範囲のズレ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 視覚表現の「うそ」:言語表現とのちがい  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 視覚表現の「うそ」:ファッションを例に  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 文化におけるコードとメディアについて  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 視覚表現のアイロニー:写真や動画を例に  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 視覚表現のアイロニー:相反する意味,二重コード  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 描写,イメージについて  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 視覚表現における運動と定位  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 期末評価 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習、クイズへの取り組み 

毎回の授業は,時間割に指定された授業時間にオンラインで行う。 
・ただし,毎回の授業は録画され,授業時間外に視聴可能になるため,必ずしも授業時間内にオンラインで参加する必要はない。 
・授業計画は暫定的であり,授業内容の拡充に伴い,計画に変更が生じる場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

クイズ  40%  個々の講義の内容の理解を確かめる。 
中間レポート  30%  講義前半の内容について,受講者の理解と発想力を評価する。 
期末レポート  30%  講義後半の内容について,主たる概念や分析方法の理解の正確さを評価する。 

 講義では,ほぼ毎回のクイズによって個々の講義内容の理解を確認するとともに,受講者の主体的な思考を促す(40%)。それらのまとめとして、講義前半の終わりに中間レポート(30%)、講義後半の終わりに期末レポート(30%)を課し,受講者の理解と発想力を同時に評価する。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
189 6.3 14.8 20.1 39.7 19.0 0.0 1.5 *

<参考文献/Reference Book>

岡崎幹二郎  『抽象の力-近代芸術の解析-』(亜紀書房、2018)ISBN:4750515531 
 

 

 

 

 

<備考/Remarks>

前半の講義は,初歩の論理学を用いる内容であるため,「論理と数理」,「論理的思考の基礎(1)」,「論理的思考の基礎(2)」のいずれかをあらかじめ受講しておくと理解が深まる。ただし,必須ではない。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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