シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△図書館情報学特講Ⅵ (図書館情報技術論)
Selected Themes of Library and Information Science VI -Information Technology-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  原田 隆史

<概要/Course Content Summary>

図書館で必要とされる様々な情報技術に関して,その基礎的知識を身につけるため,主として以下のテーマについての講義を行う。 
 1) コンピュータやネットワークに関する基礎的な知識 
 2) 図書館業務に関する技術(図書館システム,Webページを用いた情報発信など) 
 3) データの管理を中心とした技術(データベース管理システム,デジタルアーカイブなど) 
 4) ネットワークセキュリティと図書館 
 5) 情報技術と社会

<到達目標/Goals,Aims>

・図書館情報学を学ぶ際に必要な情報技術を身につけることができる 
・図書館をとりまく多様な情報環境について考えるための基礎となる知識を身につけることができる 
・各種の図書館業務に関わる技術手法について理解し,取り扱うことができるようになる 
・図書館活動を行う際に,どのような情報技術が利用可能であるのかを判断する能力が身につく

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 情報技術と図書館(ガイダンスに代えて)  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分自身のまわりの情報技術について調べる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コンピュータとは何か,アナログとデジタル  (授業時間外の学習/ Assignments) デジタル処理の基本的な概念についてまとめてくる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ハードウェアとソフトウェア  (授業時間外の学習/ Assignments) コンピュータの動作原理や,アプリケーションソフトとOSについての概念を整理する 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アルゴリズムとプログラミング  (授業時間外の学習/ Assignments) ごく簡単なプログラムを作成する 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ネットワークの基礎知識  (授業時間外の学習/ Assignments) ネットワークの基本的な考えを把握する。自宅や職場でのネットワーク構成について検討する 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図書館による情報発信,ネットワークサービスと電子資料の要素技術  (授業時間外の学習/ Assignments) HTML, CSS, XMLなどについて調べ理解し,図書館が発信すべきWebページの例を作成する 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図書館業務システムの仕組み  (授業時間外の学習/ Assignments) 大学や職場で使われている図書館システムについて分析する 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) データベース管理システムの仕組みと検索技術の実際  (授業時間外の学習/ Assignments) SQLを用いたデータベース操作の演習を行う 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 図書館システムをめぐる最新の動き(ディスカバリーインタフェースなど)  (授業時間外の学習/ Assignments) これからの図書館システムについて検討する 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 図書館における外部サービスの利用,WebAPI  (授業時間外の学習/ Assignments) 国立国会図書館サーチのWebAPIを利用するためのExcelマクロを作成する。大学や職場の図書館システムに必要なWebAPIを検討する 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) デジタルアーカイブの理論と実際  (授業時間外の学習/ Assignments) デジタルアーカイブ作成に関わる技術をまとめる 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) ネットワーク情報資源とメタデータ  (授業時間外の学習/ Assignments) ネットワーク情報源に対するメタデータ付与に関する課題 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 電子文書と電子出版,電子書籍 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 電子書籍フォーマットに関するレポートを作成する 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 図書館の管理・運営とセキュリティ管理  (授業時間外の学習/ Assignments) 自分自身でできるセキュリティ対策と,図書館が考慮すべきセキュリティ対策のレベルを検討する 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) ネットワーク社会の中での図書館サービス(まとめに代えて)  (授業時間外の学習/ Assignments) 今後の図書館が検討すべき内容について考察する 

受講生が既に持っている知識によって内容を変更する可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート  50%  Webページやプログラムなど,いくつかの成果物を提出してもらう予定 
平常点  50%  授業への積極的な参加を評価する 

<テキスト/Textbook>

テキストについては講義中に指示します。場合によってはテキストを用いずに配布物やWebページを用いる可能性もあります

<備考/Remarks>

この授業は教室で行うほか,遠隔地から通学する社会人大学院生などに対してはネットワークを通じた双方向通信での受講もできるようにする予定である。希望者は第1回目の授業時に申し出ること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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