シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△地域環境教育研究
Study on Education for Local Sustainability
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  西村 和代

<概要/Course Content Summary>

持続可能な開発目標であるSDGs(Sustainable Development Goals)が国際社会共通の行動目標として示されている。SDGsを傍観することなく,国際目標を我々の身近に引き寄せ,関連する事象,仕組みを探っていく。さらに地域で行う教育実践としての環境教育やESD(Education for Sustainable Development)は,どのようにSDGsと関連しているのかを捉え,理論と実践の双方から接近することで,市民の主体的な関与が求められる分野としての理解を深める。本講義では,環境および環境政策,環境教育に関する基礎的な内容や取り組みの事例を考察し,自らの行動計画につなげて考えられるよう,いくつかのテーマについて受講生の発表を中心として進めることも想定している。また,受講者の関心から,環境教育の現場へのフィールドワークを予定している。初回にどのような進め方をするかを相談の上,決定していく。 
 講義や発表,実際に現場を訪れるフィールドワークを通じ,環境教育の全体像をつかみながら,現代的な課題を分析し議論を行う。

<到達目標/Goals,Aims>

受講生はSDGs,ESDなどについての理解を進め,実践事例を通して,環境教育分野における重要な論点を議論できるようになる。受講生の気づきや理解を促し,持続可能な社会づくりの担い手としての実践や取り組みを継続して行えるようになることが目標である。 
発表する機会,レポートを通して各自の研究を深化させること。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) オリエンテーション,ガイダンス。 
受講者の経験を振り返りながら,環境教育の意義を捉える 
(授業時間外の学習/ Assignments) 指定の参考文献を事前に閲覧しておく。 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 環境に関する基礎知識①:「私」と環境教育の関連  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:指定の映像資料を閲覧し,議論に参加できるよう準備する 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 環境に関する基礎知識②:環境教育の理念と歴史  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:指定の映像資料を閲覧し,議論に参加できるよう準備する 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 持続可能性と環境教育:SDGs,ESDの動向  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:指定の映像資料を閲覧し,SDGs,ESDについて調べておく 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 問題解決能力と環境教育:事例検討  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:指定の映像資料を閲覧し,議論に参加できるよう準備する 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) フィールドワーク:環境教育の実践現場を訪ねる 
第6〜8回は,まとめて一日で実施 
(授業時間外の学習/ Assignments) フィールドワーク先の事前調査 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) フィールドワーク:環境教育の実践現場を訪ねる 
第6〜8回は,まとめて一日で実施 
(授業時間外の学習/ Assignments) ふりかえりと小レポート作成 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) フィールドワーク:環境教育の実践現場を訪ねる 
第6〜8回は,まとめて一日で実施 
(授業時間外の学習/ Assignments) ふりかえりと小レポート作成 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) フィールドワークのふりかえり 
小レポートを元にしたグループワーク① 
レクチャーとディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) ふりかえりと小レポート作成 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 受講生からの発表① 
レクチャーとディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習:発表事例に関しての下調べ 
自分なりの視点で質問ができるようにしておくこと 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 受講生からの発表② 
レクチャーとディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 受講生からの発表③ 
レクチャーとディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 受講生からの発表④ 
レクチャーとディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 発表のふりかえり 
小レポートを元にしたグループワーク② 
レクチャーとディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) ふりかえりと小レポート作成 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 総括―まとめ 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 最終レポート作成 

受講者数および授業の展開により,若干の変更があり得る。 
通常の授業時間外に,フィールドワーク(半日〜1日,授業3コマ分)を実施予定。日程が変則的になるので,第二回目に調整する。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

出席とグループワーク  70%  参加型の授業なので,まずは積極的な参加が不可欠 
授業およびグループワークにおける討議参加を重視する 
発表  15%  発表と小レポートで自分なりの考えを深める 
最終レポート  15%  発表内容を元に,自分自身の研究に活かせる総括とする 

評価のポイントを参照

<参考文献/Reference Book>

日本環境教育学会 編  『環境教育』(教育出版、2012年)
 

水山光春 編著  『よくわかる環境教育』(ミネルヴァ書房、2013)
 

日本環境教育学会 編  『環境教育とESD』(東洋館出版社、2014年)
 

井上 有一 , 今村 光章 編  『環境教育学-社会的公正と存在の豊かさを求めて-』(法律文化社、2012年)
 

今村 光章 編  『環境教育学の基礎理論-再評価と新機軸-』(法律文化社、2016年)
 

 

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