シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△研究演習Ⅲ-7 (社会を変える政策とイノベーション)
Research Seminar III-7 -Policy and Innovation that Transform the Society-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  今里 滋

<概要/Course Content Summary>

このゼミは,主として総合政策科学専攻公共政策コースの学生を対象に,幅広い問題関心に応えて,実りある研究が実現するように努めることを目的とします。これまでの演習参加者のテーマは,消費税制,商店街の活性化,農村振興,動物福祉,動物介在教育,獣害対策,ソーシャル・キャピタル論,パワー・エリート論,食育政策,行政改革等,多岐にわたります。指導教員として,できるだけ守備範囲を広くして多様な研究テーマに対応していく所存ですので,気軽にご参加ください。

<到達目標/Goals,Aims>

●ゼミ生が,総合政策科学専攻の大学院生として研究を進めていくのに必要な基礎的研究方法論を体得できるようになる。 
●ゼミ生が,文献収集の方法や解読法,データとしての保存法,フィールド・ワークの手法等について,基礎的知識や技法を体得できるようになる。 
●総合政策科学的アプローチに必要な政策学,法学,経済学,社会学等の基礎的知識を修得することができるようになる。 
●ゼミ生が,論文執筆上重要な文献について,適確にその要旨を把握し,整理して,発表できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 演習開始に当たって打ち合わせ  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定した参考文献,資料,WEBサイト等を事前に閲覧しておくこと 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 米澤旦(2011)労働統合型社会的企業の可能性:障害者就労における社会的包摂のアプローチ を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) OECD(2010)社会的企業の主流化:「新しい公共」の担い手として を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 村上雄彦 グローバル・タックスの可能性――持続可能な福祉社会のガヴァナンスをめざして を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 山本繁 人を助けて仕事を創る――社会起業家の教科書 を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 玄幡真美 日本の雇用年齢差別――35歳リストラ社会の構造的不平等 を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) アンソニー・ギデンズ 親密性の変容――近代社会におけるセクシャアリティ,愛情,エロティシズム を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 吉富志津代 多文化共生社会と外国人コミュニティの力――ゲットー化しない自助組織は存在するか? を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) ウルリッヒ・ベック アンソニー・ギデンズ スコット・ラッシュ 再帰的近代化――近現代の社会秩序における政治,伝統,美的原理 を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) ウルリヒ・ベック 危険社会――新しい近代への道 を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 豊泉周治 ハーバマスの社会理論 を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 小峰隆夫・総合研究開発機構編 人口減少社会の人づくり――「人の総合力」向上を目指して を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 菊野浩樹 夢の扉――NEXT DOOR 不可能を可能にした社会 を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 市村浩一郎 日本のNPOはなぜ不幸なのか?――「社会をよくする」が報われない構造を解く を読んで発表と議論を行う。  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 今学期演習の総括と自己評価  (授業時間外の学習/ Assignments) 同上 

今学期は,指定した文献を読んでその書評を発表し,全員で議論を行う。なお,春学期に引き続き今学期も,コロナ禍未収束の状況に鑑み,当面ZOOMを使ったオンライン形式で授業を行うこととする。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  40%  8割以上の出席率を期待する。 
クラスで発表など  30%  与えられた課題の達成度を中心に評価する。 
クラスへの貢献度  30%  双方向型授業構築への貢献度を中心に評価する。 
特記事項    欠席が3分の1を超えた受講生は,特段の事情がない限り,成績評価の対象としない 

<参考文献/Reference Book>

米澤 旦  『労働統合型社会的企業の可能性-障害者就労における社会的包摂へのアプローチ-』(ミネルヴァ書房、2011)
 

OECD編  『社会的企業の主流化-「新しい公共」の担い手として-』(明石書店、2010)
 

村上雄彦  『グローバル・タックスの可能性-持続可能な福祉社会のガヴァナンスをめざして-』(ミネルヴァ書房、2009)
 

山本 繁  『人を助けて仕事を創る-社会起業家の教科書-』(TOブックス、2010)
 

玄幡真美  『日本の雇用年齢差別-35歳リストラ社会の構造的不平等-』(勁草書房、2010)
 

吉富志津代  『多文化共生社会と外国人コミュニティの力-ゲットー化しない自助組織は存在するか?-』(現代人文社、2008)
 

アンソニー・ギデンズ(松尾精文・松川昭子訳)  『親密性の変容-近代社会におけるセクシュアリティ,愛情,エロティシズム-』第3刷 (而立書房、2002)
 

ウルリッヒ・ベック他(松尾精文ほか訳)  『再帰的近代化-近現代の社会秩序における政治,伝統,美的原理-』第3刷 (而立書房、2006)
 

ウルリッヒ・ベック(松尾精文ほか訳)  『危険社会』初版第7刷 (法政大学出版局、2006)
 

豊泉周治  『ハーバーマスの社会理論』初版第2刷 (2002)
 

小峰隆夫・総合研究開発機構  『人口減少社会の人づくり-「人の総合力」向上を目指して-』(日本経済評論社、2007)
 

菊野浩樹  『夢の扉~NEXT DOOR~-不可能を可能にした会社-』(朝日新聞出版、2010)
 

市村浩一郎  『日本のNPOはなぜ不幸なのか?』(ダイヤモンド社、2008)
 

 

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