シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10702204 

△国際政治史
International Political History
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  月村 太郎

<概要/Course Content Summary>

授業形態は「ネット配信授業」とします。現在の国際政治は大きな転換点にあります。であるからこそ,これまでの歴史から学ぶことも多くあります。「国際政治史」では,国際政治の現状を常に意識しつつ,ヨーロッパ国際政治の歴史を中心に授業を進めていきたいと考えています。

<到達目標/Goals,Aims>

この授業においては,受講生に対して,現在の国際政治の歴史的背景に関する説明をすることで,各人が国際政治を理解する歴史的視点を構築することが到達目標となります。授業内容の補助線は「戦争」です。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) はじめに:この講義の構成と参考文献の紹介  (授業時間外の学習/ Assignments) 構成の復習と参考文献の確認 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第1章「第一次世界大戦」(1):ナショナリズムによる国家統合  (授業時間外の学習/ Assignments) ドイツやイタリア,オーストリア=ハンガリーに関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第1章「第一次世界大戦」(2):ナショナリズムによる分離独立  (授業時間外の学習/ Assignments) オスマン帝国やバルカン独立諸国に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第1章「第一次世界大戦」(3):ビスマルク外交  (授業時間外の学習/ Assignments) 19世紀後半のヨーロッパ国際政治に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第1章「第一次世界大戦」(4):戦争への道  (授業時間外の学習/ Assignments) 19世紀末から20世紀初頭にかけてのヨーロッパ国際政治に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第2章「第二次世界大戦」(1):帝国の終焉とその後  (授業時間外の学習/ Assignments) ロシア,オーストリア=ハンガリー,オスマン帝国の解体・転覆とその後に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第2章「第二次世界大戦」(2):戦勝国のその後  (授業時間外の学習/ Assignments) 第一世界大戦後のイギリス,フランス,アメリカ合衆国に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第2章「第二次世界大戦」(3):「東欧」の誕生  (授業時間外の学習/ Assignments) 第一次世界大戦後に誕生した「東欧」各国の非民主化に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第2章「第二次世界大戦」(4):ドイツと「東欧」  (授業時間外の学習/ Assignments) ナチスが台頭していくドイツを始めとする周辺諸国と「東欧」諸国との関係に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 第3章「冷戦」(1):ヨーロッパの冷戦  (授業時間外の学習/ Assignments) 冷戦の定義とヨーロッパを舞台とする東西対立に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 第3章「冷戦」(2):アジア・中東・アフリカの冷戦  (授業時間外の学習/ Assignments) 中華人民共和国の成立,朝鮮戦争,ヴェトナム戦争,アフリカの内戦などに関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 第3章「冷戦」(3):冷戦構造の崩壊  (授業時間外の学習/ Assignments) 1989年と1991年の「事件」に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 第4章「冷戦後の紛争」(1):地域紛争  (授業時間外の学習/ Assignments) ユーゴスラヴィア,ルワンダなどの地域紛争に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 第4章「冷戦後の紛争」(2):対テロ戦争  (授業時間外の学習/ Assignments) 2001年9月11日の「事件」とその後に関する講義内容の復習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) おわりに:今後の国際政治と戦争  (授業時間外の学習/ Assignments) グローバル化が進んでいく国際政治における課題と戦争に関する講義内容の復習 

(1)授業はネット配信するレジュメ,解説ファイル,資料などに基づいて進められます。受講生は,レジュメを手元に置いて,解説ファイルの説明や資料による補足を通じて学習することになります。 
(2)授業の進度や受講生の興味などから,授業計画は変更される可能性があります。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

出席点  45%  授業当日中にe-classにて「国際政治史」にログイン後,教材を実行したか否かで,1回当たり3%分を評価します。3%×15回ということで45%の配分とします。 
小レポート  30%  第1章~第3章の各章終了ごとに課す小レポートに基づいて評価します。それぞれで10%分を評価します。10%×3回ということで30%の配分とします。 
期末レポート  25%  期末に提出してもらうレポートに基づいて評価します。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
82 28.0 14.6 12.2 9.8 35.4 0.0 1.9

<テキスト/Textbook>

特定のテキストは指定しません。

<参考文献/Reference Book>

参考文献については,授業中に適宜紹介します。

<備考/Remarks>

科目の性質からいって,歴史上の様々な固有名詞(人名,地名など)が講義に数多く出てきます。ある程度の世界史の知識が必要となってきます。固有名詞の「洪水」で溺れない為にも,履修前に高校での「世界史」の教科書を復習しておいて下さい。この科目の内容や進め方について,事前に相談されたい場合には,担当教員まで御連絡下さい。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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