シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10702003-111 

△アカデミック・スキル1-111 (分析 社会調査による大阪の地方自治の分析)
Academic Skills 1-111 -Analyzing local politics in Osaka by social survey-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  伊藤 理史

<概要/Course Content Summary>

近年, 「大阪の地方自治・住民投票」が社会的な関心を集めている。この授業では, 「大阪の地方自治・住民投票」という具体的な地域の政治現象を取り上げ, なぜ有権者が橋下徹氏を支持したのか, なぜ大阪都構想をめぐる住民投票が否決されたのか, 統計データを実際に分析して議論するための訓練を行う。この授業の構成は以下の通りである。まず最初に社会調査とは何か, 各種のデータ・リテラシーについて説明する。次に具体的な基礎的な各種の分析手法を実習形式で学習する。最後に問いの立て方・研究成果のまとめ方を解説した上で期末レポートを執筆する。この授業を受講するにあたっては,パソコンやオフィスソフトの操作方法,社会調査法や統計学についての基礎知識があることが望ましい。またアカデミック・スキル1 (読解 大阪の地方自治を考える) の受講を併せて推奨する。さらに受講学生のレベル応じて授業内容を変更する場合がある(オンライン授業化にともない,社会調査(個票データ)の分析ではなく(集計データの分析),個票データの分析時に有用となる前提知識や分析手法の習得に重点化した授業計画に変更となる。また習得する分析手法も,オンライン授業化以前よりも基礎的なものへと適正化する)。

<到達目標/Goals,Aims>

様々な分析手法を実行できるようになる。 
分析結果を正しく理解・解釈できるようになる。 
データにもとづいて議論することができるようになる。 
 
 
 
 
 
この授業を履修することによって身につくスキル: 
□ 読解能力(日本語) 
□ 読解能力(英語) 
□ 作文能力(日本語) 
□ 作文能力(英語) 
■ プレゼンテーション能力(日本語) 
□ プレゼンテーション能力(英語) 
■ 調査能力  
■ 統計分析能力 
□ 政策(企画)立案能力 
□(        担当者自由記述欄)

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 社会調査についての復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 社会調査の意義  (授業時間外の学習/ Assignments) 使用するデータについての復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グラフの種類とその利用  (授業時間外の学習/ Assignments) グラフの適正利用の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) データの構造・種類と測定尺度の理解  (授業時間外の学習/ Assignments) データの構造・種類の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 度数分布表とクロス集計表の理解  (授業時間外の学習/ Assignments) クロス集計表の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 3重クロス集計表と代表値の理解  (授業時間外の学習/ Assignments) 代表値の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 散布度の理解  (授業時間外の学習/ Assignments) 散布度の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Excelの基本操作  (授業時間外の学習/ Assignments) Excel操作の復習(1時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Excelでの基本統計量算出  (授業時間外の学習/ Assignments) 基本統計量の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) データの収集と整理(e-statの利用)  (授業時間外の学習/ Assignments) e-statの復習(1時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 散布図と相関係数  (授業時間外の学習/ Assignments) 相関係数の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 散布図と回帰分析  (授業時間外の学習/ Assignments) 回帰分析の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 回帰分析の実行  (授業時間外の学習/ Assignments) 回帰分析の復習(1時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) クロス集計表の関連性指標の算出  (授業時間外の学習/ Assignments) 関連性指標の復習(2時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 総復習(1時間) 

DUETのメッセージ機能で連絡するため,こまめにチェックすること。 
オリエンテーションでは,オンライン授業のための受講環境に関するアンケートを行う。 
授業計画は,学生の理解度や進行状況などにより変更の可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  e-class上の小テスト 
中間・期末レポート  50%  分析手法の実行と結果の理解・解釈が適切か 

中間・期末レポートの提出は成績評価の前提(未提出の場合は評価しない)

<テキスト/Textbook>

特に指定しない。授業毎に資料を配付する。

<参考文献/Reference Book>

轟亮・杉野勇編  『入門・社会調査法-2ステップで基礎から学ぶ-』(法律文化社、2017)ISBN:4589038463 
 

村瀬洋一ほか編  『SPSSによる多変量解析』(オーム社、2007)ISBN:4274066266 
 

永吉希久子  『行動科学の統計学-社会調査のデータ分析-』(共立出版、2016)ISBN:4320111214 
 

必要に応じて授業中に紹介する。

<備考/Remarks>

リアルタイム(同時双方向)のオンライン授業とする。 
Excelを用いた実習を予定しているため,Office365よりExcelをインストールしておくこと。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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