2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

授業形態：対面授業　
文系の学部で学ぶ学生には，大学受験で数学が必須でなかったが故に，数学の学習を高校時代に止めてしまった学生が少なくないようだ。たしかに，目下のところ，研究者にでもならない限り，企業や行政の現場で，微積分等を実際に使うことは極めて希であろう。しかしながら，数学の学習で培われる論理的思考力は普遍的なものであり，企業や行政の現場で，諸課題への対応方法を冷静に分析する能力，伝えるべき事項を筋道をたてて簡潔に人々に伝える能力等に直結している。さらに，昨今，ビッグデータを企業経営や政策形成に活かそうという動きが活発化している。ビッグデータから有用な知識を抽出するためには，数学を基礎とする統計学の知識が必要となる。この授業では，「数学の学習を高校時代に止めてしまった学生」，「忘れかけている数学を復習したい学生」を対象に，数学の学習を再スタートさせる機会を提供するものである。

＜到達目標/Goals,Aims＞

以下で示すテキストの内容を確実に理解し，基礎的な練習問題が解ける状態を目指す。　
　
この授業を履修することによって身につくスキル：　
□　読解能力（日本語）　
□　読解能力（英語）　
□　作文能力（日本語）　
□　作文能力（英語）　
□　プレゼンテーション能力（日本語）　
□　プレゼンテーション能力（英語）　
□　調査能力　
■　統計分析能力　
□　政策（企画）立案能力　
■　経済学等の理論の理解力

＜授業計画/Schedule＞

登録者数に応じて，授業計画を変更する可能性がある。　
　
数学学習で最も重要な点の１つは，公式の導出プロセスを理解し楽しむことである。これを避けて，単に公式を練習問題に適用する姿勢は，数学学習を無味乾燥なものにしてしまう。受講生はこのことを肝に銘じて授業に臨んで頂きたい。

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

「練習問題」は，毎回の授業時に課す基礎的な問題である。これを次回の授業までに解いて，次回の授業時に提出する。「理解度の確認」は，２回とも，練習問題と同じレベルの問題を用いて実施する。なお，「理解度の確認」の素点が，上記の方法で算出した点数を上回る場合は，「理解度の確認」の点数のみで評価する。

＜テキスト/Textbook＞

＜参考文献/Reference Book＞

授業中に適宜紹介する。