シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10702003-002 

△アカデミック・スキル1-2 (読解 在日外国人の人権に関する文献を読み解き、日本社会の課題を考察する)
Academic Skills 1-2 -Studying the state of foreigners in Japan, we consider the problem of human rights in Japan.-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  康 宗憲

<概要/Course Content Summary>

日本政府の在日外国人政策を検討することは,国際的な基準から日本の人権状況を把握するうえで参考になる。いくつかの映像資料を用いながら,日本社会の現状と課題を客観的に理解する視点を身につけていく。 
 
授業では,先に文献の収集と発表の方法に関する講義の時間を設ける。その後,グループによる文献(教科書として指定)報告を行いながら,その途中にレポートの書き方に関する講義と練習の時間を組み入れる。 
 
最終的に,授業のテーマに沿ったレポートを提出する。レポートで考察する具体的な内容については,授業中に説明する。

<到達目標/Goals,Aims>

学生たちは戦後の日本政府が施行してきた在日外国人政策を学ぶことで,国際人権の視点で自国の人権状況を検証することができる。とりわけ,領土問題や歴史認識をめぐり日本は今もアジア諸国との葛藤が絶えないが,その根源的な要因を探求する機会にもなると思う。 
 
学生たちは報告を通じて,内容をまとめるだけにとどまらず,文献中に示されている議論のポイントや疑問点を提する。また,文献や資料の収集方法を身につけると同時に,集めた資料を用いてレポートを作成するスキルも学ぶ。 
 
 
この授業を履修することによって身につくスキル: 
■ 読解能力(日本語) 
□ 読解能力(英語) 
■ 作文能力(日本語) 
□ 作文能力(英語) 
■ プレゼンテーション能力(日本語) 
□ プレゼンテーション能力(英語) 
□ 調査能力 
□ 統計分析能力 
■ 政策(企画)立案能力 
□(        担当者自由記述欄) 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション 
(自己紹介,授業計画の説明,教科書・参考文献紹介など) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書・参考文献の入手 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 発表の方法と資料の収集方法に関する講議。グループ分け  (授業時間外の学習/ Assignments) 担当文献の選択 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(4)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(5)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) レポートの作成方法に関する講議と練習(1) 
(短い文献を用いて) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習:文献の再読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) レポートの作成方法に関する講議と練習(2) 
(映像を用いて) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習:映像資料に関する考察 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(4)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) グループ発表と議論(教科書)。発表者は当該単元の内容を整理したレジュメを作成して配布する。論題を提示して議論を司会する。最後に教員による解説とまとめ(5)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 全体のまとめ,関連映像の鑑賞。期末レポートの論題提示。  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習:講義内容の整理 

第一回目の授業でテキストに関する説明をします。事前に購入して下さい。 
授業計画は,受講学生数や受講学生の意見を考慮して変更することがあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  40%  出席しているだけでなく,予習の度合いも評価に含まれます。文献の内容や議論のポイントを読み取っているかどうかを評価します。 
中間レポート  20%  授業の内容を理解したかどうかを評価します。 
期末レポート・論文  40%  感想文ではなく,十分な文献を下地にした上で,自らの分析が加わったレポートになっているかどうかを評価します。 

 
グループ発表に関しては,グループのメンバー全員が事前に十分な準備をしてきたかどうかを判断します。発表には配布するレジュメを用意して下さい。パワーポイントなどのソフトを用いた発表も歓迎します。  

<テキスト/Textbook>

田中 宏  『在日外国人-法の壁,心の溝-』第三版  (岩波新書、2013) 日本政府の在日外国人政策を批判的に考察した入門書 

 

 

 

 

 

<参考文献/Reference Book>

中塚 明  『日本人の明治観をただす』(高文研、2019)明治維新後の日本と朝鮮半島,および中国との関係史を通じて,歴史認識の問題点を整理した解説書。 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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