シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10702003-001 

△アカデミック・スキル1-1 (読解 国際政治・国際関係の文献を読み解き、平和について考察する)
Academic Skills 1-1 -Reading and comprehension about peace with documents of international relations-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  康 宗憲

<概要/Course Content Summary>

平和学に関する文献を読み解きながら,単に戦争のない「消極的平和」にとどまらず,貧困・不平等・差別・抑圧・疎外など,構造的暴力や文化的暴力の不在状態である「積極的平和」の意義を学ぶ。また,イラク戦争・アフガニスタン戦争や朝鮮半島の核・ミサイル交渉など, 国際社会が抱える諸問題を検討することで,「戦争と平和」に関する理解を深めていく。 
 
授業では先に文献の収集と発表の方法に関する講義の時間を設ける。その後,グループによる文献(教科書および参考文献として指定)報告を行いながら,その途中にレポートの書き方に関する講義と練習の時間を組み入れる。 
 
最終的に,授業のテーマである「積極的平和」の創出についてレポートを提出する。レポートで考察する具体的な質問とポイントについては,授業で説明する。 
 

<到達目標/Goals,Aims>

学生たちが積極的平和に関する理解を深め,なぜ日本国憲法は戦争放棄を掲げているのかを,ディスカッションを通じて把握できるようになってほしい。 
 
学生たちは報告を通じて,内容をまとめるだけにとどまらず,文献中に示されている議論のポイントや疑問点を提示する。また,平和学に関する文献や資料の収集方法を身につけると同時に,集めた資料を用いてレポートを作成するスキルも学ぶ。 
 
 
この授業を履修することによって身につくスキル: 
■ 読解能力(日本語) 
□ 読解能力(英語) 
■ 作文能力(日本語) 
□ 作文能力(英語) 
■ プレゼンテーション能力(日本語) 
□ プレゼンテーション能力(英語) 
□ 調査能力 
□ 統計分析能力 
■ 政策(企画)立案能力 
□(        担当者自由記述欄)

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション(自己紹介,授業計画について説明,教科書・参考文献紹介など)  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書・参考文献の入手。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 発表の方法と資料の収集方法に関する講議。グループ分け  (授業時間外の学習/ Assignments) 担当文献の選択 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(理論)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ)(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(理論)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(理論)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(理論)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(4)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ発表と議論(理論)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(5)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) レポートの作成方法に関する講議と練習(1) 
(短い文献を用いて) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習:文献の再読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) レポートの作成方法に関する講議と練習(2) 
(映像を用いて) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 復習:映像資料への考察 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) グループ発表と議論(実践)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) グループ発表と議論(実践)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) グループ発表と議論(実践)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(3)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) グループ発表と議論(実践)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(4)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) グループ発表と議論(実践)。テキストから論文を選択して発表する。論題を提示し,小グループによる意見発表を通じて理解を深める。最後に教員による解説とまとめ(5)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習:文献の読破と見解の整理 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 全体のまとめ,関連映像の鑑賞(実践)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習:発表内容の総復習と整理 

各グループが担当する文献は,第2回目の授業のときに決定する。授業計画は,受講学生数や受講学生の意見を考慮して変更することがある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  40%  出席しているだけでなく,予習の度合いも評価に含まれます。文献の内容や議論のポイントを読み取っているかどうかを評価します。 
中間レポート  20%  授業を理解したかどうかを評価します。 
期末レポート・論文  40%  感想文ではなく,十分な文献を下地にした上で,自らの分析が加わったレポートになっているかどうかを評価します。 

 
グループ発表に関しては,グループのメンバー全員が事前に十分な準備をしてきたかどうかを判断します。発表に際して,全員に配布するレジュメを用意して下さい。パワーポイントよる発表も歓迎します。

<テキスト/Textbook>

木戸 衛一編  『平和研究入門』初版  (大阪大学出版会、2014) 現代社会が抱える多様な問題を通じて,「平和とはなにか」を解説した入門書です。第一回目の授業でテキストに関する詳細な案内をします。テキストを事前に購入してください。 

 

 

 

<参考文献/Reference Book>

ジョン・W・ダワーガバン・マコーマック  『転換期の日本へ』初版 (NHK出版新書、2014)戦後日本の政治外交を,日米関係を中心に分析したもの 
 

 

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