<概要/Course Content Summary>
授業形態─ネット配信授業。社会を構成する個人や団体はそれぞれに異なった利害を有し,これらの利害の衝突が紛争をもたらす。法は社会に潜在する利害を事前に調整したり,実際に顕在化した紛争を解決したりすることで社会の構成員が互いに安心して生活を送ることができるようにしている。経済,国際,環境等社会に遍在する諸問題を解決するためには①紛争を抱える人々がどのような利害を互いに有しているかを理解し,②その解決のために社会に存在する資源や負財をどのように配分または分配するかを決定し,③この配分(分配)を法の形式を使って表現する必要がある。本講義では立法過程と法を制度として組み立てるための基本的思考を学ぶことで政策法務の役割と方向性を講ずる。
<到達目標/Goals,Aims>
法の立法過程や制度設計の基本的思考を学ぶことで受講生がどのようなルールを構想すれば社会に存在する問題を解決できるかを考えることができるための基礎的能力を身に着けることを到達目標とする。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
政策法務とは何か
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(授業時間外の学習/ Assignments)
講義の復習と予習
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
日本の立法過程
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
閣法と議員立法
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
政策法務と条例
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
委任立法と統制
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
行政の執行過程
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
行政訴訟と国賠訴訟
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
8
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(内容/ Contents)
政策訴訟と立法形成
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
9
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(内容/ Contents)
変わる家族法
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
レジリエンスな社会と法
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
日本の立法の問題点
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
地方自治の問題点
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
13
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(内容/ Contents)
外国の立法過程との比較
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
14
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(内容/ Contents)
完全な民主主義への展望
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
講義のまとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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受講生は授業の事前・事後の予習に十分な時間を充てることが必要。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(小レポート)
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50%
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レポートの内容を評価する。
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期末レポート
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50%
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レポートの内容を評価する。
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小レポートを講義期間中に2回程度実施する。期末レポートと併せてすべてのレポートを提出すること。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
289 |
8.0 |
79.6 |
1.4 |
1.4 |
9.7 |
0.0 |
2.7 |
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<テキスト/Textbook>
宮澤節生他 『ブリッジブック法システム入門第四版』4版
(信山社、2018年)
毎回使用するので必ず講義に持参すること。
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<参考文献/Reference Book>
講義時に追加指示する。
<備考/Remarks>
担当者は,参議院事務局での議案調査担当としての勤務経験を有し,理論と実務の両面から,政策法務の具体的方法と課題等について解説する。
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