シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10701032 

△マクロ経済学
Macroeconomics
4単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  橋本 浩幸

<概要/Course Content Summary>

科目内容:日常生活の目線から離れ,俯瞰の視点から見られる経済が「マクロ経済」であり,その様子は,国民所得,消費,貯蓄,投資,公共事業,貨幣供給,物価,失業率,財政赤字などといった「マクロ経済データ」で捉えられる.「マクロ経済学」は,これらマクロ経済データが相互に影響し合うメカニズムを解明し,マクロ経済政策がそれぞれのマクロ経済データに対してどのような影響をもたらすのかを検討する学問である. 
本科目では,マクロ経済の動きを解き明かす代表的な「マクロ経済モデル」の解説と,それに基づくマクロ経済政策の在り方の解説に主目的を置く. 
キーワード:経済成長,景気変動,生産性,期待,予算(資源)制約,ソロー・モデル,IS-MPモデル,AD-ASモデル 
授業の進め方:e-classを通じてか当日に配付する書き込み式資料を,講義内容を聞きながら完成していってもらう。既履修が望ましい科目:現代経済入門,経済学入門 
前提とする知識や能力:現在出来ないことは自分に向いていないことだと諦めずに,出来るようにする意欲が必要.

<到達目標/Goals,Aims>

マクロ経済の状況が,身近な生活に直結していることがメカニズムと共に理解できるようになる. 
経済成長を支える要因が理解できるようになる. 
金融政策と財政政策の違いが理解できるようになる. 
日経新聞の内容をマクロ経済の考え方で取捨選択して読めるようになる.

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス:全回,原則ネット配信(リアルタイム配信)することの説明他 
経済学の視点,マクロ経済学の視点 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキスト1章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 所得と物価を測る  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト2章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 経済成長のメカニズム(1)現実の世界  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト3章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 経済成長のメカニズム(2)理論の世界  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト3章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 何が生産性を決めるのか  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト4章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 金融システムの機能(1)金融の役割  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト5章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 金融システムの機能(2)金融の課題  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト5章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 貨幣の役割と金融政策  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト6章の予習復習30分 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 貿易と資本移動のマクロ経済学(1)モノとカネの移動とその収支  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト7章の予習復習30分 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 貿易と資本移動のマクロ経済学(2)為替レート決定の諸理論  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト7章の予習復習30分 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 投資と消費  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト8章の予習復習30分 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 景気循環のメカニズム  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト9章の予習復習30分 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 景気循環と失業  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト10章の予習復習30分 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 資産価格と金融政策  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト11章の予習復習30分 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 財政赤字の効率生と持続可能性  (授業時間外の学習/ Assignments) テキスト12章の予習復習30分 

配布資料(pdf)はe-classにアップするので,授業時間迄に各自で印刷して授業に参加すること。 
受講者の数によっては,オンデマンド型(講義資料をダウンロードして主に自習し,課題を提出する授業タイプ)に移行する事もある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  学習への取組状況をミニッツペーパーやリアクションペーパーで確認する。 
レポート  50%  学習の成果をレポート(指示に沿った適切な内容か,指示した用紙期に沿っているか,参考文献や引用が適切になされているか)で確認する。 

平常点:講義内容に即した質問ができているか。自分が学びたい事と関連させた質問が出来ているか。 
レポート:講義全体をつらぬく「現代のマクロ経済学の視点」が意識されてかかれているか。授業内で口頭説明した内容(具体例や寓話もふくむ)を盛り込んでいるか。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
11 63.6 9.1 9.1 0.0 18.2 0.0 3.0

<テキスト/Textbook>

細野 薫  『いまこそ学ぼうマクロ経済学』第2版  (日本評論社、2016) ISBN:978-4-535-55802-1   研究レベルや学部上級科目においては,経済理論は,数学しかも相当程度高度な数学の道具を用いて展開されるのが一般的であるが,本書は,本文ではほぼ数学を用いずに,より高度な理論のエッセンスを伝えようとしている点にある。その意味では,最先端に近いマクロ経済学の理論とその考え方に,入門レベルで触れられる貴重なテキストと言える。 

 

<参考文献/Reference Book>

必要に応じて指示します。

<参照URL/URL>

内閣府経済社会総合研究所 
マクロ経済学で重要なGDPデータの作成 
政府統計の総合窓口 
 
日本銀行 
 

<備考/Remarks>

下記の科目を履修する者は,当科目を履修済みであることが望ましいと思われる. 
政策分析,開発政策,国際協力政策,資本市場政策,国際金融,金融政策. 
授業内容や評価に関する疑問や質問は,講義終了後に聞いてください. 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。