シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10700121-010 

△演習Ⅲ-10 (政策立案工房)
Seminar III-10 -Policy-Making Workshop-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  風間 規男

<概要/Course Content Summary>

 この演習は,国・地方・グローバルなレベルで起こっている問題について分析し,現に実施されている政策を評価し,課題を明らかにし,具体的な解決策を提示することを目的とする。 
 演習Ⅲにおいては,グループワークがメインとなる。政策立案系のプロジェクトでは,市町村・都道府県あるいは国が実施すべき事業を提案することを目的に,事業の詳細を検討していく。単に学習のための作業ではなく,国や自治体の事業として正式に採用されるくらいのレベルにまで内容を高めるべく,文献調査やインタビュー調査を行うとともに,自治体職員との間で議論を重ねる機会を積極的に設けていく。自治体との共同プロジェクトにおいては,成果報告に向けての準備を進め,政策立案コンテストにおいては,優秀な成績を修めるべく論文の作成やプレゼンの準備を行う。国際活動プロジェクト及び地域活動プロジェクトにおいては,実践活動を展開しながら,その成果をフィードバックさせ,活動のクオリティを上げていってもらい,最終的にその成果を報告する機会を設ける。 
 ゼミの時間以外にもメンバーで集まって議論を行う時間を共有することになる。 
 グループワークと並行して,個人研究も進めてもらう。個人研究の成果は,演習Ⅲの終了段階で,リサーチペーパーとしてまとめ,提出してもらう予定である。そのために,ゼミにおける個人報告では,自分が関心をもった政策に関して,インタビューや文献調査など様々なアプローチで研究してきた内容を報告し,他の学生と議論を深めてもらうとともに,リサーチペーパーの構成や論文の表現方法などについても指導していく予定である。 
 なお,演習Ⅲでの「フィールド・リサーチ」の履修を認める。「リサーチ・ペーパー」は,履修することが望ましい。

<到達目標/Goals,Aims>

 演習Ⅲでは,学生たちが,自治体の政策現場に入っていき,自分たちが立案した政策の有効性をめぐって,自治体職員や関係団体の人と対等に議論することができるレベルにまで,政策形成に関連する知識やスキル,討論能力を習得することが到達目標である。 
 さらに,個人研究において,明確な問題意識をもってテーマを設定し,文献調査やインタビュー調査など,グループワークを通じて培ったスキルを動員し,対象とする政策に関して深く研究していくとともに,その成果を説得力ある形でゼミの中でプレゼンテーションし,論文の中で論理的に提示していくことを目標とする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション(リサーチペーパー作成法についての講義)  (授業時間外の学習/ Assignments) 次回のための予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グル−プワーク(新規事業・活動計画の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワーク 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グル−プワーク(新規事業・活動計画の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) プレゼンの準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループワーク(新規事業についてのプレゼン)  (授業時間外の学習/ Assignments) プレゼンの準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループワーク(新規事業についてのプレゼン)  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワーク 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 個人研究(リサーチペーパーの内容の報告と質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワーク 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 個人研究(リサーチペーパーの内容の報告と質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) グループワーク 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループワーク(活動状況報告)  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告の準備 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループワーク(活動状況報告)  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告の準備 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) グループワーク(プレゼンのリハーサル)  (授業時間外の学習/ Assignments) プレゼンの準備 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) グループワーク(プレゼンのリハーサル)  (授業時間外の学習/ Assignments) プレゼンの準備 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) グループワーク(プレゼンのリハーサル)  (授業時間外の学習/ Assignments) プレゼンの準備 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 個人研究(リサーチペーパーの内容の報告と質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) 次回のための予習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 個人研究(リサーチペーパーの内容の報告と質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) 次回のための予習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 個人研究(リサーチペーパーの内容の報告と質疑応答)  (授業時間外の学習/ Assignments) 全体の振り返り 

 グループワークでは,政策立案作業や企画書の作成などを授業時間外に行ってもらうことになる。各グループでの進捗状況の報告やプレゼンのリハーサルなど,ゼミの中で随時発表の機会を設ける。このセメスターもグループワークが中心となるが,リサーチペーパー作成に向けて個人研究も並行して行ってもらう。グループワークの合間に,その成果を報告してもらう。 
 なお,メールやオフィスアワーを通じて,公務員試験対策や就職相談など個別に指導も行っていきたい。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  20%  毎回出席が原則である。欠席する場合には必ず連絡すること。 
期末レポート・論文  20%  グループワークの成果について20枚程度のレポートにまとめてもらう。 
クラスでの発表など  30%  個人報告におけるレジュメの内容,プレゼンテーション,質疑応答の的確さなどを評価する。 
クラスへの貢献度  30%  ゼミの運営に積極的に参加した学生には高い評価を与える。 

平常点では,無断欠席に対して厳しい対応を行う。期末レポートでは,論文の構成や分析の適切さを評価する。クラスでの発表では,報告のレベルと質疑応答における誠実さを重視する。個人研究にあたっては,個別に相談に応ずるので,積極的に私とコミュニケーションをとって欲しい。

<テキスト/Textbook>

  特に指定しない。 

 

<参考文献/Reference Book>

  各人の研究テーマに応じて,必要な文献を紹介していく。 

 

 

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