シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10700101-035 

△演習Ⅰ-35 (〈居場所〉づくりを考える)
Seminar I-35 -Sociology of "The Great Good Place" -
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  藤本 哲史

<概要/Course Content Summary>

授業形態:対面授業とオンライン授業を併用します。この演習は「〈居場所〉を考える」をテーマとするプロジェクト・ベースのゼミです。研究プロジェクトでは特に「若者・子どもの〈居場所〉」を課題として取り上げます。演習Ⅰではこれらのテーマの背景にある問題について文献をもとに考察し,実践的に取り組むべき課題について検討します。そして,それらの課題を具体的に探るために学外活動(例えば,児童養護施設との交流・コラボレーション企画)に関わっていきます。プロジェクトはグループ単位で行い,受講生の役割分担をもとに進めます。本演習の基本テーマは「居場所」ですが,若者や子どもに関わる具体的なテーマ(虐待等)と関連付けて学びます。

<到達目標/Goals,Aims>

プロジェクトを通して研究の進め方を理解すること。取り上げる問題(「何を」)の絞込み方や「問い」の立て方,また実践的な取り組み方(「どのように」)の方法を学ぶこと。研究における文献や参考資料の使い方やまとめ方を学ぶこと。収集した情報を整理し,わかりやすくプレゼンテーションするスキルを身に付けること。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション(演習の目的・内容・進め方,自己紹介)  (授業時間外の学習/ Assignments) 初回授業で自己紹介できるようにしておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) プロジェクトに関する基礎学習①  〈家族・子ども・貧困1〉2名が報告    (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読むこと。テキストの内容を自分の興味関心と照らし合わせ,ゼミで意見を発表できるようにしておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) プロジェクトに関する基礎学習②  〈家族・子ども・貧困2〉2名が報告    (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読むこと。テキストの内容を自分の興味関心と照らし合わせ,ゼミで意見を発表できるようにしておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) プロジェクトに関する基礎学習③  〈虐待の現実1〉2名が報告      (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読むこと。テキストの内容を自分の興味関心と照らし合わせ,ゼミで意見を発表できるようにしておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) プロジェクトに関する基礎学習④  〈虐待の現実2〉2名が報告        (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読むこと。テキストの内容を自分の興味関心と照らし合わせ,ゼミで意見を発表できるようにしておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) プロジェクトに関する基礎学習⑤  〈自尊感情1〉2名が報告       (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読むこと。テキストの内容を自分の興味関心と照らし合わせ,ゼミで意見を発表できるようにしておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) プロジェクトに関する基礎学習⑥  〈自尊感情2〉2名が報告      (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読むこと。テキストの内容を自分の興味関心と照らし合わせ,ゼミで意見を発表できるようにしておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ・プロジェクトの進め方①  「問いを立てる」全員報告      (授業時間外の学習/ Assignments) 第2~7回の基礎学習をもとにプロジェクトの内容を考えること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グループ・プロジェクトの進め方②  「検証する」全員報告    (授業時間外の学習/ Assignments) 第2~7回の基礎学習をもとにプロジェクトの内容を考えること 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) グループ・プロジェクトに関する進捗報告①-2名が報告    (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークと報告の準備 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) グループ・プロジェクトに関する進捗報告②-2名が報告    (授業時間外の学習/ Assignments) グループワークと報告の準備 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) グループ・プロジェクトに関する進捗報告③-2名が報告    (授業時間外の学習/ Assignments) グループ・プロジェクトの要点と主な結果を整理しておくこと 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) グループ・プロジェクトに関するプレゼンテーション① 3名が発表    (授業時間外の学習/ Assignments) グループ報告の準備 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) グループ・プロジェクトに関するプレゼンテーション② 3名が発表    (授業時間外の学習/ Assignments) グループ報告の準備 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 演習Ⅰのレビューと演習Ⅱの方向性  (授業時間外の学習/ Assignments) 演習Ⅰの学習内容の振り返り 

基礎学習①~⑥では,授業までにテキストや参考資料を読み,自分のアイデアを授業に持ち寄ってより討論を行う。また,学期中にゼミ生が自発的に企画・参加する学外活動のプロジェクトを実施する。プロジェクトの詳細に関する意見交換および進捗状況の報告等は授業時間内に行うが,学外団体とのコラボレーションについては授業以外の時間を利用し,実際に現地に赴いて行うことになる。現地までの移動は地下鉄等の公共交通機関を利用する予定である。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  出席およびゼミ参加への積極性を評価します。 
クラスで発表など  20%  プレゼンテーションの準備や出来栄えを評価します。 
クラスへの貢献度  30%  プロジェクト参加の積極性を評価します。 

<テキスト/Textbook>

黒川祥子  『誕生日を知らない女の子-虐待-その後の子どもたち-』 (集英社文庫、2015年)

 

<参考文献/Reference Book>

湯浅誠  『「なんとかする」子どもの貧困』(角川新書、2017年)
 

<備考/Remarks>

【この演習のルール】 
①受講生全員が積極的にゼミ活動に関わり,実りある学びの場となるよう協力すること: 演習が楽しい学びの場になるかどうかは,受講生の参加姿勢次第です。「誰かがやってくれるだろう」「自分は忙しいので…」という考え方では良いゼミにはなりません。受講生の主体的なゼミ参加は基本かつ必須条件です。 
②無断欠席は厳禁: 断り無く欠席するとゼミの活動に影響し,他の受講生に迷惑をかけることになります。無断欠席は厳禁です。 
 

 

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