シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10700101-012 

△演習Ⅰ-12 (自治体の政策形成)
Seminar I-12 -Policy making process in local governments-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  真山 達志

<概要/Course Content Summary>

 地方分権が進む中,自治体の政策形成能力に対する関心が高まっている。しかし,そもそも政策形成能力とはどのようなものなのか,なぜ地方分権と政策形成が関係しているのかという点については,必ずしも明確になっているわけではない。そこで,地方分権の背景や現状,自治体と政策形成の関係,政策形成の実態,政策形成能力向上のための方策などを検討する。

<到達目標/Goals,Aims>

 受講する学生諸君が,3年生での演習Ⅱ,Ⅲにおいて実際の自治体における現状把握と問題の抽出,その改善策の提案ができるようになるための基礎を身につけることが目標である。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 自己紹介・ゼミの運営についての説明・相談・役割分担の決定  (授業時間外の学習/ Assignments) ゼミでの学習に期待すること,自らの目標をまとめておくこと。約1時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 報告・レジュメ作成等の説明(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 過去に作成したレジュメ等を整理し持参できるようにしておくこと。約1時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 同上(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で指示した課題に基づくレジュメ例を作成しておく。約3時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 地方分権と政策形成の関係に関する先行研究の報告と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で指示した文献に基づき,地方分権の進められた背景について議論できる準備をしておく。約2時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 問題の類型と政策形成の形態に関する先行研究の報告と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で紹介した資料に基づき,類型ごとの具体的問題事例を考え,関連する寺領を収集しておく。約2時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 問題と課題の区別に関する先行研究の報告と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で指示した文献に基づき,問題と課題の違いを理解し,その上で具体例を考えおく。約2時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 政策形成プロセスのうち,問題分析に関わる先行研究の報告と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で指示した文献に基づき,問題分析の手法を理解しておく。約2時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 政策形成プロセスのうち,政策課題の設定と政策の策定に関する先行研究の報告と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で紹介した資料に基づき,任意の政策策定例について,その実情を調べておく。約4時間。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 政策形成に必要な能力に関する先行研究の報告と討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で指示した文献に基づき,政策形成に必要な能力の種類を整理し,その能力を高める方法を考えておく。約2時間。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 京田辺政策フォーラムの主テーマ解釈とチーム編成  (授業時間外の学習/ Assignments) 京田辺フォーラムの趣旨,目的,テーマを調べ,関連する資料を収集する。約3時間。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) チームごとに京田辺政策フォーラムのテーマ設定  (授業時間外の学習/ Assignments) 京田辺市の地理的,社会的,経済的現状についての調査と現状把握をしておく。約2時間。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) チームごとに京田辺市の問題点の整理と課題の抽出  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業で指示した文献に基づき,問題解決プロセスを再確認しておく。約3時間。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) チームごとに京田辺政策フォーラムで取り上げる政策課題の明確化  (授業時間外の学習/ Assignments) 京田辺市での課題に関する現在の施策体系の確認と,諸事業の問題点を整理しておく。約2時間。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) チームごとに京田辺政策フォーラムでの政策提言内容を整理し,発表する  (授業時間外の学習/ Assignments) 提言内容を発表できるようにプレゼンテーション資料を準備しておく。約8時間。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめと次年度演習Ⅱの進め方についての相談  (授業時間外の学習/ Assignments) 来年度のゼミの運営についての考えをまとめておくこと。約1時間。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表等)  50%  主体的な参加,積極的な発言 
学年末のレポート  50%  知識の習熟度,文章の完成度 

毎回の出席は大前提である。その上で,論議への積極的な参加が求められる。それに加えレポートを総合的に判断して成績評価する。

<テキスト/Textbook>

  テキストは使用しない。必要に応じてコピー等を配布する。 

 

<参考文献/Reference Book>

真山 達志  『政策形成の本質-現代自治体の政策形成能力-』初版 (成文堂、2001)その他,必要に応じて指示する。 
 

<備考/Remarks>

この演習を履修する以前に身につけておくことが望ましいスキル: 
■ 読解能力(日本語) 
□ 読解能力(英語) 
■ 作文能力(日本語) 
□ 作文能力(英語) 
■ プレゼンテーション能力(日本語) 
□ プレゼンテーション能力(英語) 
■ 調査能力 
□ 統計分析能力 
■ 政策(企画)立案能力 
■ 行政学,地方自治,行政法の基礎知識 
 
 
 
 

 

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