<概要/Course Content Summary>
日本の会計基準は,国際会計基準(IFRS)へのコンバージェンスを目指して,国際的な統合が進められている。 本講義は受講者が日本基準の主要論点(各論)についての理解を深め,財務諸表(連結,単体,注記を含む)を読みこなすことができるともに,各論の会計基準が策定された背景についても理解できることを目指す。取扱う主要論点については,簿記1級レベルの知識をカバーする。また,我が国において,IFRSの任意適用会社が200社を超える現状を踏まえ,各論についてIFRSと日本基準の主な差異についても解説する。 授業は講義とディスカッションを組み合わせて進めていき,受講者が現実感覚を持って財務諸表を理解できるように議論を行う。 受講にあたって,「財務諸表論1」を受講しているか,または,財務会計の知識(簿記2級レベル)があることを前提にしている。
<到達目標/Goals,Aims>
1.会計基準の主要論点を理解し,説明できるようになる。 2.会計基準の主要論点について,会計処理を実践することができる。 3.授業で取り扱う主要論点について,IFRS(国際会計基準)と日本基準の主な差異を理解する。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
イントロダクション,会計基準の国際的なコンバージェンス
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(授業時間外の学習/ Assignments)
授業内容の復習,次回の予習(以下同じ)
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
研究開発費とソフトウェア
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
固定資産と減損
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
無形資産とのれん
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
リース
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
6
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(内容/ Contents)
金融商品
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
7
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(内容/ Contents)
デリバティブ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
8
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(内容/ Contents)
中間まとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
中間レポート
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(実施回/ Week)
9
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(内容/ Contents)
退職給付
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
10
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(内容/ Contents)
新株予約権
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
11
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(内容/ Contents)
法人税等
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
12
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(内容/ Contents)
企業結合
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
13
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(内容/ Contents)
事業分離
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
14
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(内容/ Contents)
外貨換算
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
総括
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(授業時間外の学習/ Assignments)
期末レポート
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<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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40%
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授業への参加,クラスへの貢献度
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中間レポート試験
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25%
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授業内容の理解と問題意識,分析視点の深さ
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期末レポート試験・論文
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35%
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専門知識への理解度と問題意識,分析視点の深さ
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<テキスト/Textbook>
佐藤信彦 他 『スタンダードテキスト 財務会計論-Ⅱ 応用論点編-』第12版
(中央経済社、2019年)
テキストとして使用する。最新版が発行された場合は,その版を使用する。
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西川郁生 『会計基準の考え方』改訂版
(税務経理協会、2020年)
テキストとして使用する。
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<参考文献/Reference Book>
<備考/Remarks>
受講者と相談して,授業計画が一部変更になることがある。
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