シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


30562321 

△サービスマーケティング
Services Marketing
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  若林 靖永

<概要/Course Content Summary>

 現代経済はサービスが中心となっており,製造業もサービス化をすすめ,ネットによる新規事業は新しいサービスを生み出している。このような産業の変化の中で,製造業中心のマーケティングもサービスを中心にすえたマーケティングに発展させる必要がある。しかしながら,サービスのマーケティングの展開においては,製造業型の従来マーケティングとは異なる課題・障害・可能性に直面するために,新たな枠組みや研究が求められる。 
 本授業では,サービスのマーケティングの基本的な枠組みについて学ぶとともに,サービスの中でも高コンテクスト型サービス,「おもてなし」などについて学ぶ。 
 テキストは,本テーマについて多面的な考察を行った『日本型クリエイティブ・サービスの時代』(小林潔司・原良憲・山内裕 編,日本評論社)をとりあげる。 
 授業は演習と各院生の報告によってすすめられる。教科書の検討をすすめ,つぎに,各院生は「おもてなし」等に関する企業・団体の事例の発表をしてもらう。  
 評価は授業での討論参加と事例研究発表によって行う。 相談等は,電子メール(mkg@econ.kyoto-u.ac.jp)で随時受け付ける。 
 なお,本授業を教室で実施するか,オンライン(ライブ)で実施するかについて,受講学生と相談の上,決めるものとする。

<到達目標/Goals,Aims>

1.サービス・マーケティングの基本的なフレームワークを理解する。  
2.高コンテクスト型サービス,「おもてなし」等についての分析する枠組みについて理解する。 
3.高コンテクスト型サービス,「おもてなし」等の応用やグローバル化のケースについて理解する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業の進め方 
サービス・マーケティング 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第1部 日本型クリエイティブ・サービスとは  
1章 問題提起 - 背景・ 課題 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 2章 おもてなし - 日本的サービス価値の源泉  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 3章 日本型クリエイティブ・サービス - 切磋琢磨の価値共創  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第2部 日本型クリエイティブ・サービスを理解・実践するための方法論  
4章 実践科学的サービス研究 - 方法論の全体像 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 5章 サービスの再帰的合理性理解 - エスノメソドロジー  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 6章 サービスの実証的合理性理解 - 定量的心理学調査  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 7章 実証的合理性にもとづくサービス創造 - サービス・メタモデリング  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 8章 再帰的合理性にもとづくサービス創造 - サービス・デザイン  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 第3部 グローバル時代における日本型クリエイティブ・サービスの発展に向けて  
9章 日本型クリエイティブ・サービスのグローバル展開事例 
(授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 10章 製造業のグローバル化からの示唆と展望  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 11章 おもてなしのグローバル化に向けて  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前によく読んで質問を整理しておくこと 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 事例研究発表 伝統的おもてなし  (授業時間外の学習/ Assignments) 事例研究発表をグループで準備すること 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 事例研究発表 革新的おもてなし  (授業時間外の学習/ Assignments) 事例研究発表をグループで準備すること 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 事例研究発表 おもてなしのグローバル化  (授業時間外の学習/ Assignments) 事例研究発表をグループで準備すること 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%   
クラスで発表など  50%   

テキストの内容のプレゼン等への評価と,事例研究発表の評価にもとづく。

<テキスト/Textbook>

小林潔司・原良憲・山内裕 編  『日本型クリエイティブ・サービスの時代-「おもてなし」への科学的接近-』 (日本評論社、2014) 本書は,日本型クリエイティブ・サービスと言える「おもてなし」の科学的観察とその活用をめざすものである。 

 

<備考/Remarks>

なお,本授業を教室で実施するか,オンライン(ライブ)で実施するかについて,受講学生と相談の上,決めるものとする。 
相談等は mkg@econ.kyoto-u.ac.jp まで。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。