<概要/Course Content Summary>
東南アジア諸国の経済事情,ASEAN域内外での経済統合に関連した英文の新聞・雑誌記事を,輪読形式で読み進める。2015年末に創設されたASEAN経済共同体の制度整備の動向,そのときどきに注目を集めている域内各国の経済に注目して題材を選択する予定である。 授業の主眼は,記事の意味内容を全体として把握し,記事の対象とする諸国・地域の経済に関する知識を得ること,並びにそれらの知識を基に東アジア地域の経済統合についての関心を涵養することであるが,そのために必要な時事的な経済用語の語彙を増やしていくことも,重要な目的の1つである。 題材への理解を深め知識を蓄えながら,当該諸国・地域の経済が現在直面している問題は何か,その問題の解決に必要な当該国政府,及び地域機構の政策的対応とはどのようなものかについて,各自が自らの関心に基づいて考える力を養っていけるよう授業を進めたい。
<到達目標/Goals,Aims>
東南アジア諸国の政治経済に関連した英文の新聞・雑誌記事を読みこなせるよう,あるいは読みこなせるようになるための基本的なスキル(英語の経済用語の調べ方,新聞・雑誌記事独特の表現法についての理解の仕方等)を身につけ,受講後・卒業後にそれらのスキルを役立てられるよう配慮して授業を進めたい。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第1回
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(内容/ Contents)
授業ガイダンスを行う。授業の進め方,評価の方法について詳細に説明する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第1部 (第2回~第8回)
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(内容/ Contents)
シンガポール紙Straits Times,タイ紙Nation,インドネシア紙Jakarta Post等の新聞記事から,2~3回で読了できるほどの長さのものを適宜選択し,事前に配布して輪読を進める。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
まず,自分の担当箇所をきっちりと調べて報告できるように準備すること。また,余裕があれば,他の受講生の担当箇所も事前に読み,テキスト全体を理解できるようにすること。さらに,日本の新聞で関連記事を読むよう心掛けること。
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(実施回/ Week)
第2部 (第9回~第15回)
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(内容/ Contents)
基本的に,第1部に同じ。ただし,興味深い記事があれば,英誌The Economist,香港誌Far Eastern Economic Review等の雑誌記事から,4回程度で読了できるほどの比較的長い記事も選択したい。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
第1部に同じ。
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輪読は,基本的に各自の担当箇所を日本語に翻訳するというかたちで行う。翻訳するに当たっては,当該箇所で用いられている専門用語にとりわけ注意することが重要である。また,翻訳だけでなく担当箇所の経済的意味を理解し,想定される質問に答えられるよう準備することが求められる。担当箇所の分量の決定には,適切・公平を期す。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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50%
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細かい内訳は,授業への出席点20%,各自の報告に対する評価点(担当箇所を,欠かさずしっかりと調べたうえで報告できているか)30%,とする。
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レポート課題
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50%
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第1,2部を通じて,5~6本のテキストを読む予定であるが,それぞれのテキストを読み終わるごとに,どれほど真剣に授業を受けていたか,テキストを題材にどれほど自分なりに考察を深めていたかを確かめるためのレポートを課す。各テキストにつき,10%の配点を予定している。
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レポート課題についての詳しい説明はガイダンス時に行うので,第1回の授業には必ず出席すること。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
23 |
39.1 |
26.1 |
17.4 |
17.4 |
0.0 |
0.0 |
2.9 |
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<テキスト/Textbook>
<参考文献/Reference Book>
<参照URL/URL>
Factiva.com
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このURLは,本学が購入している新聞・雑誌記事データベースである。したがって,アクセスは基本的に,図書館等に設置されている学内端末から行うことになる。
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