<概要/Course Content Summary>
「環境」と題していますが,財務以外の非財務情報(CSR情報)全般が対象です。実際に企業でCSRレポートや統合報告を作成している方にゲストにお越しいただき,自社のCSRについて解説していただく講義を3回(3社)用意しています。昨年は京阪ホールディングス株式会社,オムロン株式会社,大阪ガス株式会社の3社にお越しいただきました。今年はNTN,京阪HDが確定,あと2社交渉中です。 財務以外のすべての情報を開示し,それを監査(保証)する―いったいどうやって? 法制度がないにもかかわらず必要とされるため,企業は創意工夫しています。ゲスト講義は企業の財務以外の全情報を直接聞くチャンスです。 ゲスト講義の際に企業から出されるテーマ(例:価値向上のための鉄道会社が担う新規事業,SDGsを事業と結びつけるには,BtoB企業の社会貢献活動 等)に対して簡単なレポートを書いて提出,企業からレスポンスを返してもらいます。来年のCSRレポートにあなたの意見やアイデアが採用されるかもしれません。
<到達目標/Goals,Aims>
社会人として環境・CSR情報の基礎知識を得られるようになり,企業における新人研修の理解が容易となることを目標としています。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1.
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(内容/ Contents)
企業価値を判断するために求められる情報/現代における企業の価値とは?
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
2.
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(内容/ Contents)
非財務情報の必要性
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
3.
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(内容/ Contents)
CSR情報とは/ISO26000,社会責任投資
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
4.
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(内容/ Contents)
CSR情報とは/排出量取引,カーボン情報
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
5.
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(内容/ Contents)
CSRレポートとは/報告書の記載事項
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
6.
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(内容/ Contents)
CSRレポートの意義と使い方,情報信頼性の必要性
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
7.
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(内容/ Contents)
CSRレポートの保証/環境CSR報告書の第三者意見について各論(第三者審査)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
8.
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(内容/ Contents)
CSRレポートの保証/環境CSR報告書の第三者意見について各論(第三者所見,その他の方法)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
9.
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(内容/ Contents)
ステークホルダー・エンゲージメント
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
10.
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(内容/ Contents)
コミュニケーションツールとしての環境CSR報告書
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
11.
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(内容/ Contents)
企業内部の環境監査
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
12.
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(内容/ Contents)
非財務情報開示の制度化に向けて~統合報告と国際会計基準
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
13.
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(内容/ Contents)
企業事例1(1-12の間に,企業のCSR部署等の担当者をゲストに招き,講義とディスカッションを行います) 昨年度第1回ゲスト:オムロン株式会社
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(授業時間外の学習/ Assignments)
ゲスト企業のCSRレポートを事前に読みディスカッションテーマについて考えてくる。後日レポートを提出。
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(実施回/ Week)
14.
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(内容/ Contents)
企業事例2(1-12の間に,企業のCSR部署等の担当者をゲストに招き,講義とディスカッションを行います) 昨年度第2回ゲスト:大阪ガス株式会社
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(授業時間外の学習/ Assignments)
ゲスト企業のCSRレポートを事前に読みディスカッションテーマについて考えてくる。後日レポートを提出。。
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(実施回/ Week)
15.
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(内容/ Contents)
企業事例3(1-12の間に,企業のCSR部署等の担当者をゲストに招き,講義とディスカッションを行います) 昨年度第3回ゲスト:京阪ホールディングス株式会社
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(授業時間外の学習/ Assignments)
ゲスト企業のCSRレポートを事前に読みディスカッションテーマについて考えてくる。後日レポートを提出。
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企業事例は3回を予定していますが2~4社になることもあります。事例はゲスト企業との調整により適時行うため,授業の進め方が前後します。企業事例の回は,開催が決定しだい告知します。 対面授業を原則としますが,授業録画を残し出席できない学生にはオンデマンド対応ができるようにする予定です。ただしオンデマンドはゲスト講義のディスカッションには参加できません。 不測の事態等により,授業計画を変更する可能性があります。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加等)
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20%
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授業時に三択のミニテストを実施します。8回程度。 (ミニテストはオンデマンド対応を予定)
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小レポート
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40%
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ゲスト授業後に簡単なレポートを提出。(当日欠席でも提出可能なテーマであるため,レポート提出は可能)
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期末筆記試験
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40%
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講義内容の理解度を中心に見る
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テキスト・ノート・配布資料が持ち込み可です。講義で得た知識をもとに,問題のシチュエーションに対し,改善ポイントを見抜き,自分の頭で考えた解決策やアイデアを提案することを重視します。これらは企業等において「使える人材」に必要な要素だからです。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
22 |
59.1 |
18.2 |
0.0 |
4.5 |
18.2 |
0.0 |
3.0 |
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<テキスト/Textbook>
柴田 英樹・梨岡 英理子 『進化する環境・CSR会計』 (中央経済社、2014年)
テキストを使いますので購入してください。春学期「環境会計」でも同じテキストを使います。試験時は持ち込み可です
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<備考/Remarks>
レジュメは配布せず,e-classにアップします。これを自分でダウンロードするか印刷してください。原則として対面授業を実施しますが,何があるか分かりませんのでオンデマンドに切り替え対応できる準備をしておく予定です。このため評価もこれに準じて変えています。ゲスト講義の回は,事前に連絡をしますので,できる限り出席してください。なにかあれば相談しながら決めていきましょう。
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