シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10523072-002 

△産業分析論-2
A Study of Industry-2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  麻生 潤

<概要/Course Content Summary>

この講義では現代日本の製造業をはじめとする諸産業をとりあげ,産業の構造や動態を分析する方法や視点について考えていく。産業の動向を根本において規定しているのは企業行動であるから,企業,とりわけ大企業の事業構造や事業システム,あるいは企業間関係から各産業を見ていくことで上記の課題に迫ってみたい。他方,個別企業の経営分析においては財務データだけでなく,競争や資本関係などが企業経営に及ぼす影響という要素を取り入れて分析することが必要である。産業分析は個別企業の経営分析のための産業・市場・環境の分析という側面をもっている。講義では,具体的な産業・企業の事例を紹介し,データの収集や読み取り方も紹介する。

<到達目標/Goals,Aims>

産業の範囲や境界をどのようにとらえるか,また多様な諸産業の動態を分析するための方法のうちいくつかについて理解できるようなる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) 日本における産業構造の特徴と最近の変化  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 2  (内容/ Contents) 産業をどのようにとらえるか-産業融合と企業結合  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 3  (内容/ Contents) 産業分類と個別産業の範囲-標準産業分類  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 市場占拠率と企業競争-製品ベースと企業ベース  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 5  (内容/ Contents) 市場占拠率と水平的取引関係  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 6  (内容/ Contents) 企業結合と産業構造の再編成  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 7  (内容/ Contents) 競争政策と経営統合  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 8  (内容/ Contents) 産業内部の垂直的取引関係  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 9  (内容/ Contents) 自動車組立メーカーと部品メーカー  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 産業部門間の分業関係と取引関係  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 素材産業の生産と原料調達  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 産業部門間の垂直的取引関係と競争力  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 海運業の船舶調達と造船業  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 産業における水平的関係と垂直的関係  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 授業内評価  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 

1.「教材(授業動画および資料pdfファイル)や学習方法を提示し,学習した上でレポート課題を提出し,あるいは担当者に対して質問し,それらに対して担当者がフィードバックする形式」で実施する。 
2.教材(授業動画および資料pdfファイル)はオンデマンドで配信する。 
3.教材(授業動画および資料pdfファイル)はe-classおよびOne Drive(容量が大きな場合)を通じてダウンロードできるようにする。授業に関するメッセージはe-classとDuetの両方で同文を読むことができるよう配信する。 
4.上記の授業教材の配信方法は,配信システムの事情で変更することがある。変更があったときはe-classとDuetの「メッセージ」(両者とも同文)を通じて連絡するので注意しておくこと。 
5.受講者の理解を勘案して,授業計画を変更することがある。その場合は,修正したシラバスを授業中に配布する。 
6.授業内容に関する質問は担当者宛eメールで受けつける。メールはgメール,ヤフーメール,icloudなどのメールアカウント(大学付与のメールアカウント以外)から送信してもかまわない。ただしメールのタイトル(件名)には必ず「産業分析論の質問」と記載すること。メールの宛て先はjasou@mail.doshisha.ac.jp  

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末レポート試験  40%  期末のレポートを課す 
小テスト    実施しない。 
中間レポート(2回,30点×2)  60%  中間レポートを2回課す 
出席調査    実施しない。 

中間レポート(30点満点×2回)および期末レポート(40点満点)により総合評価する。レポート要項(課題や提出方法,提出期限等)は授業の中で指示する。レポートの評価基準は講義内容および資料,参考文献を理解しているどうかである。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
136 16.2 24.3 38.2 8.8 12.5 0.0 2.2

<テキスト/Textbook>

  教科書は使用しない。必要に応じて参考文献を紹介する。授業で使用する資料はデータで配信する。 

 

<参考文献/Reference Book>

田中 彰  『戦後日本の資源ビジネス-原料調達システムと総合商社の比較経営史-』(名古屋大学出版会、2012年)
 

下谷 政弘  『持株会社と日本経済』(岩波書店、2009年)
 

下谷 政弘  『持株会社の時代』(有斐閣、2006年)
 

塩地 洋(編著)  『東アジア優位産業の競争力』(ミネルヴァ書房、2008年)
 

塩地 洋・田中 彰  『東アジア優位産業-多元化する国際生産ネットワーク-』(中央経済社、2020年)
 

上記以外にも適宜,授業時間内に適切な参考文献を紹介する。

<備考/Remarks>

授業内容に関する質問は担当者宛メールアドレスで受けつける。メールはgメール,ヤフーメール,icloudなどのメールアカウント(大学付与のメールアカウント以外)から送信してもかまわない。ただしメールのタイトル(件名)には必ず「産業分析論の質問」と記載すること。メールの宛て先はjasou@mail.doshisha.ac.jp 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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