シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△経営分析論
Business Analysis
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  麻生 潤

<概要/Course Content Summary>

この講義では,有価証券報告書総覧などからえられる資料を活用し,企業経営を具体的に分析していく手段としての経営分析の諸手法について学ぶ。とくに以下の3点に留意しながらすすめる。(1)経営分析の諸手法は何をどのように明らかにするものかを検討する。この講義では,とくに収益性に焦点をあわせて経営分析手法を紹介する。(2)財務データにもとづく経営分析の諸手法だけでなく,非財務データも利用して企業経営を分析する方法,あるいは株式会社としての企業を分析する方法もとりあげる。(3)公表データによる外部からの分析には限界がある。この講義ではこうした限界を認識し,批判的な視点を養うことに留意したい。

<到達目標/Goals,Aims>

財務データや各種の企業情報を駆使して現実の企業経営を多面的に分析できるようになる。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) はじめに:現代企業と経営分析の役割  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 有価証券報告書の内容と各種経営分析指標  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 経営分析のための諸資料(財務資料と非財務資料)  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 株主構成の分析と資本の性格  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 政策保有株式の分析  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 経営権とコーポレートガバナンス  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 親会社・子会社と企業グループの経営分析  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 純粋持株会社の分析  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 収益性分析(業種比較と時系列比較)  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 売上高と利益率/損益分岐点分析/セグメントの収益力  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 総資産利益率と株主資本利益率  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 資産回転率と収益性  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 収益性の日米比較  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 安定性と成長性の分析  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 授業内評価  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の学習(約3時間) 

1.「教材(講義動画と資料pdf)や学習方法を提示し,学習した上でレポート課題を提出し,あるいは担当者に対して質問し,それらに対して担当者がフィードバックする形式」で実施する。 
2.教材(講義動画と資料pdf)はオンデマンド方式にて配信する。 
3.教材(講義動画と資料pdf)はe-classおよびOne Drive(容量が大きな場合)を通じて配信する。ただし授業に関するメッセージはe-classだけでなく,Duetでも同文を読むことができるようにする。 
4.上記の授業教材の配信方法は配信システムの事情で変更することがある。変更があった時はe-classおよびDuetの「メッセージ」を通じて連絡するので注意しておくこと。 
5.受講生の理解を勘案して授業計画を修正することがある。変更・修正した時は授業の中で改訂版のシラバス(授業計画)を配布し,説明する。 
6.授業内容に関する質問は担当者宛メールで受けつける。メールはgメール,ヤフーメール,icloudなどのメールアカウント(大学付与のメールアカウント以外)から送信してもかまわない。ただしメールのタイトル(件名)には必ず「経営分析論の質問」と記載すること。メールの宛て先はjasou@mail.doshisha.ac.jp

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

中間レポート試験  60%  中間レポートを2回課す(30点満点×2回)。 
期末レポート試験  40%  期末レポートを課す(40点満点) 
小テスト    実施しない。 
出席調査    実施しない。 

中間レポート(30点満点)×2,および期末レポート(40点満点)により総合評価する。レポート要項(課題,提出方法,提出期限等)は授業の中で指示する。レポートの評価基準は講義内容および資料,参考文献を理解しているどうかである。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
186 11.3 31.2 32.8 5.4 19.4 0.0 2.1

<テキスト/Textbook>

テキストは使用しない。適宜,参考文献を紹介する。

<参考文献/Reference Book>

青木茂男  『要説経営分析 四訂版』第4版 (森山書店、2012年)
 

青木茂男  『要説経営分析 五訂版』第5版 (森山書店、2016年)
 

円谷昭一  『政策保有株式の実証分析-失われる株式持合いの経済的効果-』(日本経済新聞出版、2020年)
 

伊丹敬之(編著)  『日米企業の利益率格差』(有斐閣、2006年)
 

現代財務管理論研究会(編)  『経営力と経営分析』(税務経理協会、2017年)
 

企業分析研究会  『現代日本の企業分析』(新日本出版社、2018年)
 

授業の進行にあわせて適宜,参考文献を追加して紹介する。 

<備考/Remarks>

授業内容に関する質問は担当者宛eメールで受けつける。メールはgメール,ヤフーメール,icloudなどのメールアカウント(大学付与のメールアカウント以外)から送信してもかまわない。ただしメールのタイトル(件名)には必ず「経営分析論の質問」と記載すること。メールの宛て先はjasou@mail.doshisha.ac.jp 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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