シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△マーケティング・リサーチ
Marketing Research
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  髙橋 広行

<概要/Course Content Summary>

「売れ続ける商品を開発したい」,「より良いサービスを提供したい」といった日々のマーケティング課題を「より良く」解決し,マーケティングを成功に導くためには,マーケティング・リサーチにもとづいた意思決定が必要となります。これがマーケティング・リサーチ(市場調査をすること)の役割です。  
どういった情報を収集し,分析し,活用するのかを理解するためにもマーケティング・リサーチの方法についての正しい知識が求められます。

<到達目標/Goals,Aims>

<コロナ対応変更点> 
アンケートは,対面ではなくオンライン(Googleフォームでアンケート,集計はエクセルのピポットテーブル)をメインに使用予定。グループワークも密を避けるために,最大3名までのグループ。1人でも可とする。 
 
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この授業では,コンピュータによる実習を通じて,実際にマーケティング・リサーチを行います。このような経験を通じて,マーケティング・リサーチに対する理解を深めてもらうと共に,自らリサーチを実施できる力を身につけてもらうことを目指す。データの分析にはExcel(エクセル)および統計ソフトの「SPSS」を用い,レポートはWord(ワード)を使用するため,パソコンスキルが必要となる。最終的には卒業論文における調査の進め方や将来の仕事でも活用できる力を養うことを目指します。3人から4人までのグループ作業で進める。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) マーケティングとマーケティング・リサーチ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) マーケティング・リサーチの目的と仮説設定  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 調査設計(何を明らかにしたいのか:課題の設定):実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 調査票の作成①:調査項目を設計する:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 調査票の作成②:アンケート票を完成させる:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) アンケート調査の実施(回答):実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 調査データの入力作業:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) データ分析①(単純集計,グラフ作成):実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) データ分析②(クロス集計,解析):実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) レポートの作成①:単純集計とグラフを作成する:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) レポートの作成②:調査課題にもとづき必要なデータを収集する:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) レポートの作成③:調査を通じて明らかになった点をまとめる:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 発表(プレゼンテーション)①:チームごとに発表しコメントをもらう:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 発表(プレゼンテーション)②:13回目に発表していないチームの発表,およびコメントをもらう:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 発表(プレゼンテーション)③:13回目,14回目に発表していないチームの発表,およびコメントをもらう:実習  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 

※授業計画は受講生の進捗状況や理解度に応じて変更の可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席)  45%  出席と作業の進捗 
期末レポート試験・論文  40%  発表での指摘をふまえてレポートを提出してもらう。調査課題が明らかになったのか,構成のわかりやすさ,次の具体的な戦略が書かれているか,といった点で評価する。 
クラスで発表など  5%  発表の分かりやすさ 
チームへの貢献度  10%  チーム貢献度が低い場合,このウェイトは0%に近づき,貢献度が高い場合10%に近づく。 

自らで調査課題を設定し,質問項目を作成し,調査を行い,入力したデータを分析してレポートにまとめて発表する。その一連のプロセスを学ぶため,毎回の講義は積み上げ式となる。そのため出席点と最終レポートの得点を重視する。最終レポートを提出しても出席点が足りない学生には,単位取得を認めない。毎回出席出来ない学生は参加しない方が好ましい。特にグループメンバーに非協力的な学生は参加してもらいたくない。最終レポートを出しても,4回欠席した場合,自動的に単位認定はありませんのでご了承ください。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
70 24.3 21.4 20.0 0.0 34.3 0.0 2.0

<テキスト/Textbook>

基本となるテキストは使わないが,参考文献などにもとづきプリントや資料を配布する。 
ただし,統計ソフトのSPSSを利用する場合,「SPSS完全活用法 データの入力と加工[第3版]」酒井麻衣子(東京図書2011年,ISBN 4489020929),「すぐわかるSPSSによるアンケートの調査・集計・解析」内田治(東京図書2013年,ISBN 4489021704)の一部を用いて実習を進める。

<参考文献/Reference Book>

髙田博和 他  『マーケティングリサーチ入門』第1版 (PHP研究所、2008)ISBN:4569704494 
 

石井栄造  『図解マーケティングリサーチの進め方がわかる本-企画設計から調査票の作成・実査,集計,分析,報告書作成まで-』第1版 (日本能率協会マネジメントセンター、2012)ISBN:4820747536 
 

酒井隆  『アンケート調査と統計解析がわかる本-調査設計から調査票の作成,実査,集計,分析技術まで-』新版 (日本能率協会マネジメントセンター、2012)ISBN:4820747529 
 

<備考/Remarks>

特にテキストは指定しない。必要なものは講義内で適宜配布する。さらに学びたい学生は参考文献を参考にすること。 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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