シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10522102-002 

△アカデミック・リテラシーⅡ-2
Academic Literacy II-2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  瓜生原 葉子

<概要/Course Content Summary>

 英語でビジネスを深く知り,「経営陣」を体験しよう!  
 ビジネスの現場では,『統合力』が重要です。現実的な課題が,大学で学ぶ専門科目ごとに分かれていることはなく,学んだことを統合・考察する力が不可欠です。また,概念を構築・形成し,それを適切に説明・表現する能力『概念構成力』,考えの異なる他人数に対して同時に配慮する能力『人間関係調整力』が必要です。 
 本授業では,Harvard Business Schoolのケース教材(英語)を用いて,皆さんが相互に討議をする学習(ケースメソッド)を行います。ケース教材には,実際の組織で起きた経営の出来事を物語的に記述されています。既存の専門知識を統合しながら,考えられる経営課題を洞察し,その課題解決に資する意思決定を行います。授業のクラス討議では,相互に自分の思考結果を適切に説明・表現し,他者を尊重しながら検討し合い,それに触発されながらさらに自らの考え方に修正を加えていきます。ビジネスの現場には決して一つの正解はありません。多くの思考パターンを持つことが重要であり,授業では,その思考過程を大切にします。 
 本授業を通して,ビジネスで日常的に使われる英語の習得と同時に,実社会で必要な統合力,概念構成力,人間関係調整力を涵養することを目標としています。 
ケースメソッドにおける主役は皆さんであり,個人予習,グループ討議(各自の考えを自由に交換する),クラス討議(皆さん主体の討議)の全ステップで,自ら学ぶ姿勢が重要です。課外学習が多く大変ではありますが,それに対応し,授業中に果敢に発言することを繰り返す過程で,ビジネスリーダーに不可欠な”tough mindedness”(知的能力・精神の強靭さ)を養うことができます。 

<到達目標/Goals,Aims>

ケース教材から考えられる経営課題を洞察し,クラス討議で自分の思考結果を適切に説明・表現し,他者を尊重しながら検討し合えるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション:Harvard caseの読み方,授業の進め方  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習,課題の準備 
(実施回/ Week) 2-5  (内容/ Contents) Case: ZARA: Fast Fashion(競争戦略論)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習,課題の準備 
(実施回/ Week) 6-10  (内容/ Contents) Case: Shouldice Hospital Ltd.(サービスマネジメント)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習,課題の準備 
(実施回/ Week) 11-14  (内容/ Contents) Case: Novartis: Leading a Global Enterprise(組織行動とリーダーシップ)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習,課題の準備 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習,課題の準備 

※授業の進行状況,受講生の理解度に応じて変更する場合がありますので,注意して下さい。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(グループ討議・クラス討議への貢献度,課題プレゼンテーション)  60%  グループ討議・クラス討議・課題発表への積極的な参加を評価します 
期末レポート  40%  学んだ点の応用度を評価します 

<参考文献/Reference Book>

必要に応じて講義の際に紹介します。

 

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