シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△現代資本主義1
Modern Capitalism 1
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  谷村 智輝

<概要/Course Content Summary>

 われわれは,資本主義経済――資本(会社企業)を中心とした経済――に生きている。ところで,現代の資本主義経済を読み解く際の重要なキーワードのひとつは,経済グローバリゼーションである。1980年代を画期として,グローバル資本主義が本格化し,そのなかで,産業の編成,労働者の雇用,資金の循環,景気の変動と経済成長,資源環境問題といった面から,資本の企業の競争・再生産と雇用労働者の再生産とに大きな変化が生じている。この講義では,資本主義経済の基礎的な理論をふまえながら,グローバル資本主義の諸相とその原理を探る。 
 授業は,配布する講義資料にもとづいておこなうが,現代資本主義の諸問題について受講生自身の意見を聞く機会を設けて,「参加型」の授業を目指す。

<到達目標/Goals,Aims>

 受講生自らが,最終的につぎの点に到達できることを目指す。 
  ①経済社会問題に対する関心を深めること 
  ②資本主義とはどのような経済なのか,自らの考えを提示できること 
  ③資本主義の性格と現代の諸問題とを関連づけられること 
  ④経済学とはどのような学問であるかについて,理解を深めること

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 講義の進め方  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) エコノミーと資本主義  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 資本主義を理解する基礎  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代資本主義の特徴(1):グローバル化の諸相  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 企業多国籍化の理論について  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) グローバルな産業編成と生産のアウトソーシング,フラグメンテーションと付加価値貿易について  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代資本主義の特徴(2):企業利潤率の変動を中心に  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 企業利潤率とその停滞に関する諸学説  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 戦後の先進諸国の高度成長のメカニズムと資本主義の構造変化  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 生産システムと雇用システムの変化:フレキシブルな生産と日本的雇用システムの特徴および変化  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 現代資本主義と新しい機械の導入  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 金融資本主義・金融主導型経済の理論の概要  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 現代資本主義の長期停滞傾向をめぐる議論  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 現代資本主義と所得格差問題  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 

上記の内容について15週かけて講義する予定  
実際の授業の進捗に応じて,授業計画の変更がありうる。その際は受講生と相談する。 
「現代資本主義1」と「現代資本主義2」はセット登録科目であり,統一試験・統一評価を行う(2012年度生以降)。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  複数回,考察課題の提出を求める。オンラインによる提出には,提出時間に制限を設ける場合がある。なお,下の「備考」欄も併せて参照。 
期末試験  50%  講義内容についての筆記試験を実施する。社会状況により,レポート試験に変更する場合がある。 

講義内容の基本的な理解を問う課題を提示する。参考文献や参考資料を用いて解答することを歓迎するが,まずはオンラインで配信する講義内容と講義資料をよく理解することが土台となる。この点,よく注意すると良い。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
43 39.5 34.9 0.0 0.0 25.6 0.0 2.6

<参考文献/Reference Book>

  授業のさいに適時指示する。 

 

<備考/Remarks>

①授業の実施形式:ネット配信授業を基本とする(YouTube動画による授業配信,e-classによる講義資料配付)。 
②参加型授業の実施:学期中,数回,ZOOMなどオンライン上で受講生と直接コミュニケーションを取り,授業内容についての質疑応答や簡単な意見交換の場を設けて「参加型」の授業に努めたい。参加型授業の実施については,DUETなどで受講生に周知する。 
③「平常点」についての補足:上記②の授業への参加状況を「平常点」に加味する場合がある。これについては学生と相談の上で決定する。 
④期末筆記試験について:社会状況によりレポート試験に変更する場合がある。レポート試験の詳細については,DUETで受講生に周知する。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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