シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10407154 

△日本経済思想史
Japanese History of Economic Thought
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  西岡 幹雄

<概要/Course Content Summary>

 経済の形成と展開は,直面するリスクを克服して,政治・経済・社会を安定的に発展させるための歩みでした.この講義では,日本の経済社会を支える構造と環境,そしてその背景について学んでいきます. 
 とくに日本発の自己認知と合理性から裏づけられた,産業と企業,知識と付加価値を生みだすための工夫と思想を明らかにしていきます. 
 この授業は,日本における「経済」的思考が誕生した,京,江戸そして大坂との関係から始まり,日本の近代化における文明観と経済の融合,20 世紀の経済思想,マクロ的激動の中での「アベノミクス」と,そして今,覆っているコロナ病疫によってもたらされるであろう変革を通じて,その後に来る日本経済社会への展望までを,扱っていきます. 

<到達目標/Goals,Aims>

 社会においてもっとも身近で基本的な経済が理解しにくいのは,その根底にある考え方や背景について,今日までの形成と展開のプロセスをたどらないまま対処するからです.つまり,日本経済の発展を考えることは,AIに負けない将来のための武器です.  
 皆さんにとって,現代と世界を生きるうえで,なにがもっとも重要なのかを自分で組み立てることができることをめざします.それは,実社会に出ても,あるいは研究に進んでも,多様で統一感のある自分を見いだせることにつながります.

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の「経済」思想の誕生:都市(「城下町」)と農村(「村」)  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください. 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) カオスとしての都市と江戸の政策思想の展開  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 制度設計と「厚生」の思想1―江戸の「経済」思想―  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください. 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 制度設計と「厚生」の思想2 ―大坂(上方)の「経済」思想―  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「世界の公共」としての開国  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「文明開化」の経済思想とは?  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください. 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 都市「産業」のデザインと日本型農村の再編成  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください. 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 格差社会の萌芽と社会政策:都市社会の光と陰―「下層社会」,労資問題,そして都市スラム  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 都市の経済思想:近代都市の「社会改造」と近代大阪:私鉄とデパート  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください. 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 体系的経済学の導入と厚生経済学  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください. 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 「近代経済学」対「マルクス経済学」:現代経済思想の源流  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください. 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 昭和「大恐慌」と日本的経済論への序曲  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 戦後復興期から高度経済成長の時代  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) バブル崩壊からデフレ経済へ  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 「アベノミクス」の功罪,コロナ危機がもたらす日本と世界の経済社会変貌,そしてESGとSDGsの視点  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に内容は,講義ノートの配布とe-class の公開をしています.事前に目を通しておいてください.  

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小テスト    今年は, さまざまな意味で,授業環境も,配信も,混乱をきわめていますので,今年に限り,Essay による評価は行わず,レポート試験のみで実施します. 
期末試験  100%  今年はレポート試験のみで実施します. 
この授業は,授業時間外の学習で述べたように,事前の配布講義ノートとe-class を,事前に目を通しているかが重要です.この点を心がけていただくと,期末レポート試験に大いに役立ちます. 

 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
460 30.4 30.9 24.8 4.1 9.8 0.0 2.7

<テキスト/Textbook>

西岡幹雄  『「2020年度 日本経済思想史 講義ノート」』 (2020) これは配布プリント形式を教科書的に用いますので,これに関する取扱書店,出版元,およびISBNなどは一切ありません.e-class「日本経済思想史」教材一覧の中の,「共通 「日本経済思想史」の受講者の皆さんへ 講義ノート」として掲載していますので,ダウンロード・印刷してください.これをテキストとして用い,講義を進めていきます. 

 

<参考文献/Reference Book>

喜多見洋/水田健編  『経済学史』(ミネルヴァ書房、2012 )とくに第11章 
 

<備考/Remarks>

講義形態は,以下の手順にもとづいて,本学「ネット配信」で実施します. 
(1)本学HPからe-classにアクセスして,「日本経済思想史」をクリックしてください. 
(2)共通ならびに各回の中で,「日本経済思想史をはじめるにあたって」,テキスト(講義ノート),授業資料,および音声版教材を,Word,PDF,あるいは音声付きPowerPointなどにて提供していますので,それにしたがって受講してください. 
(3)講義初回,冒頭の一部のみは,YouTube動画配信になる予定です. 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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