シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△経済思想史2
History of Economic Thought 2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  笠井 高人

<概要/Course Content Summary>

 経済学は一般にヒト・モノ・カネの動きを解明する学問であると云われるが,その具体的内容に関しては富裕・労働・貧困など時代の変化に応じて問題関心を推移させてきた。約250年の歴史を持つ経済学理論は,イギリスで誕生した後に,大陸の影響を受けつつアメリカにわたって急速に発展し,現在の水準に至る。その過程は決して単線的なものではなく,その時々の社会問題に呼応した時論であった。 
 本講義では主に前半ではイギリス,後半では大陸の思想をとりあげることで,古典派経済学から限界革命までの経済学の歴史を解説する。その際に単なる理論の発展史ではなく,その背後にある価値判断と科学との関係を考慮しつつ議論を展開する。特定の時代に生きる人々の価値判断を知ることは,歴史的理解を抜いて議論できないため,受講にあたって高校世界史(18-19世紀のヨーロッパ)を復習することを強く薦める。

<到達目標/Goals,Aims>

・経済学発展のおおまかな歴史について,表・グラフ・文章などを用いながら,自らの言葉で論理的に説明できる。〔知識・技能〕 
・経済学をはじめとする諸学問が,テキストとしてまとめられつつも,いまだ発展途上にあることが理解できる。〔態度〕 
・過去の経済思想をもとに現代的諸課題に対して自身の考えを展開できる。〔技能〕

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション:経済学の見取り図  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古典派経済学:スミス・リカード・マルサス①  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古典派経済学:スミス・リカード・マルサス②  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 過渡期の経済学:ミル①  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 過渡期の経済学:ミル②  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 過渡期の経済学:ミル③  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) これまでの復習  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 経済学批判:マルクス①  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 経済学批判:マルクス②  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 経済学批判:マルクス③  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) ドイツ歴史学派:リスト  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) ドイツ歴史学派:クニース  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 限界革命:ジェヴォンズ・ワルラス・メンガー①  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 限界革命:ジェヴォンズ・ワルラス・メンガー②   (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 全体の振り返りとまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容を簡単にまとめ,次回の内容に関する参考資料を通読する。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  70%  予習課題,ミニッツペーパーなど 
期末レポート  30%  講義内容に対する理解度を評価する。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
93 17.2 10.8 8.6 18.3 45.2 0.0 1.4

<テキスト/Textbook>

松原隆一郎  『経済思想入門』 (ちくま学芸文庫、2016) ISBN:4480097074 

 

テキストにくわえ,シラバスに挙がっている参考文献や講義中に紹介する文献を各自で読むこと。

<参考文献/Reference Book>

根井雅弘  『経済学の歴史』(講談社<講談社学術文庫>、2005)ISBN:4061597000 
 

ロバート・ハイルブローナー著,八木甫他訳  『入門経済思想史-世俗の思想家たち-』(筑摩書房<ちくま学芸文庫>、2001)ISBN:448008665X 
 

小峯敦編  『福祉の経済思想家たち』増補改訂版 (ナカニシヤ出版、2010)ISBN:4779504554 
 

太田一廣ほか編  『経済思想史-社会認識の諸類型-』新版 (名古屋大学出版会、2006)ISBN:9784815805401 
 

田上孝一編著  『支配の政治理論』(社会評論社、2018)ISBN:4784515666 
 

 

 

授業中にも適宜文献を紹介する。

<備考/Remarks>

授業形態:ネット配信 資料提示型(スライドに音声を付した資料を公開し,課題は2-3週に1回程度実施する予定である。) 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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