シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10407145 

△比較社会経済
Comparative Study of Modern Economies and Societies
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  齊藤 健太郎

<概要/Course Content Summary>

本講義は社会経済における諸領域から重要なテーマを選び,その現代における意味や現況について,複数の国・地域を比較しながら論じることを課題としている。基底となるテーマを「生活水準変動」とし,現代社会の大きな問題である格差問題との関連の中で議論する。また,現代と関連付けながら,その背景を工業化の開始された時期に遡上して論じる。講義の進行のため,「生活水準」の対象を以下の3つに区分する。 
Ⅰ.実質賃金変動 
Ⅱ.身体に関わる生活水準指標 
Ⅲ.現代の格差社会と生活水準変動 
「比較」の方法としては,複数の国・地域を単純に並べるのではなく,テーマごとに比較の軸を設定しながら議論を構成する。

<到達目標/Goals,Aims>

比較社会経済という方法・視点を学ぶとともに,それを用いて21世紀社会へと至る歴史と現状を分析することによって,私たちの生きている経済社会を,時間軸・空間軸に沿って複眼的に理解する力を養うことができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 序論:生活水準とは? 出発点として-「経済成長と幸福」  (授業時間外の学習/ Assignments) シラバスの検討・参考文献の収集 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実質賃金変動(1) 実質賃金の理論:古典派から新古典派へ 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実質賃金変動(2) 生活水準論争(1)工業化と実質賃金 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実質賃金変動(3) 生活水準論争(2)経済成長と賃金格差 
 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実質賃金変動(4) 日本の近代化と実質賃金変動 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 実質賃金変動(5) 長期の実質賃金変動の東西比較 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 身体と生活水準(1) 身体と生活水準の理論 
 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 身体と生活水準(2) 死亡率・出生率・平均寿命の変化  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 身体と生活水準(3) 体格の変化 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 身体と生活水準(5) 疾病と生活水準 
 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 格差社会と生活水準(1)不平等の経済学:ピケティとアトキンソン  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 格差社会と生活水準(2)格差指標の拡大 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 格差社会と生活水準(3)格差と階級:「階級」論の現在  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 格差社会と生活水準(4)人間開発指数をめぐって  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献の指定箇所の学習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめと展望:全体のまとめと復習  (授業時間外の学習/ Assignments) 全体の復習 
 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  20%  参加者の理解や考えを確認するため,講義内容に対する「感想」の提出など。 
期末試験  80%  授業内容の理解度と到達目標の達成度 

平常点(配布する質問票へ,講義終了時に記入・提出)があるので,登録・履修に際し注意すること。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
98 4.1 48.0 18.4 5.1 24.5 0.0 2.0

<参考文献/Reference Book>

参考文献については,初回に全体に関するものを配布し,また毎回の講義で提示する。

<備考/Remarks>

・授業形態:パワポ資料に音声を付けた「オンデマンド」型 
     :映像資料等の URL を示して,各自で閲覧,小レポート(数百字程度)の提出を求める。 
・課題頻度:授業内容について3回に一度程度の小課題をDuetに提出するよう求める。 
・試験:2000-3000字程度の最終レポートの提出を課す(Duetに提出)。 
「オンデマンド」型資料はmp4での録画を予定していますが,これを e-classに資料としてアップする予定です。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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