シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△エコロジー経済2
Ecological Economics 2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  和田 喜彦

<概要/Course Content Summary>

 エコロジー経済学は,経済学と生態学や熱力学などの研究成果を統合し,資源環境問題の根本的な解決,すなわち持続可能性の達成という人類的な課題解決のために貢献することを目的とする学問である。秋学期には,エコロジー経済学の系譜を鳥瞰した後,様々な問題をどのように解決するか,どのようにサステイナブルな社会経済を構築するかに主眼点をおいて研究してもらう。  

<到達目標/Goals,Aims>

 エコロジー経済学,エントロピー経済学,循環経済学などと称される経済学の持つ世界観や主要概念と応用事例を理解する。さらに,身近な経済事象をエコロジー経済学の視点から考察し,経済システムを持続可能なものへと変革してゆく構想力と実践力を養う。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1 9/30  (内容/ Contents) 講義の目的,内容,成績評価方法説明  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストと参考文献の読み進め。 
 
(実施回/ Week) 2 10/7  (内容/ Contents) エコロジー経済学の基礎  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 3 10/14  (内容/ Contents) エコロジー経済学の系譜  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 4 10/21  (内容/ Contents) エコロジー経済学の系譜   (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 5 10/28  (内容/ Contents) エコロジー経済学の系譜  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 6 11/4  (内容/ Contents) 定常状態経済への移行,環境マクロ経済学  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 7 11/11  (内容/ Contents) エントロピー増大の法則と経済過程,自然資本への投資  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 8 11/18  (内容/ Contents) 持続可能な国民純生産の尺度  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 9 11/25  (内容/ Contents) 国際貿易と持続可能な発展  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 10 12/2  (内容/ Contents) グローバル経済と人権・環境  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 11 12/9  (内容/ Contents) グローバル経済と人権・環境  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 12 12/16  (内容/ Contents) 持続可能な発展の経済学における先駆者たち  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 13 1/6  (内容/ Contents) 倫理,宗教と持続可能な発展  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 14 1/13  (内容/ Contents) 定常経済は実現可能だ  (授業時間外の学習/ Assignments) 前回の復習,テキストと参考文献の読み進め。適宜課題レポート執筆。 
(実施回/ Week) 15 1/20  (内容/ Contents) まとめ,総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 全体の復習,適宜課題レポート執筆。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

テキストを読みつつオンディマンド講義を毎回視聴し,要約をまとめた上で,コメント,感想,疑問に思ったこと等を記載する。小課題に取り組んでもらうこともある。  60%  オンディマンド講義およびテキストの該当箇所の深い理解,および,講義を元に,自分で問題意識を持ちつつ考察することができたもの,自学の痕跡がわかるものには高い評価を与えます。 
最終レポート課題(第一課題,第二課題)詳細はe-classで公示する。  40%  それぞれの課題の主旨を良く理解して,自分で問題意識をもちつつ,自分の頭で深く考察を加えているか。また,レポート執筆上の基本的ルールが守られているか。誤字,脱字がないか,文章が推敲されていて文意が通りやすいか等。ただし第一課題と第二課題を統合する可能性もある。 

評価は,全講義終了後に履修者が提出する「エコロジー経済2課題シート」(各回の講義の要約,コメント,感想等,小課題,および学期末の最終レポート課題)の完成度の高さを総合的に評価する。レポートの書き方の基本などが踏まえられているものに高評価を与える。他の学生の課題の一部または全部をコピペしたもの,ウェブ情報の一部または全部をコピペしただけのものは厳禁とする。ペナルティ対象となりますので注意してください。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
143 33.6 12.6 2.8 2.8 48.3 0.0 1.8

<テキスト/Textbook>

ハーマン デイリー著,新田 功他訳  『持続可能な発展の経済学』 (みすず書房、2005年) 原著:Herman E. Daly. 1996. Beyond Growth: The Economics of Sustainable Development. Boston: Beacon. 翻訳本が絶版の可能性あり(あくまで予定です)。 

 

工藤秀明  『エントロピーとエコロジーの経済学(佐和隆光,植田和弘編。『環境の経済理論』第6章。)』 (岩波書店、2002年) pp.151-180.   以上はあくまで予定です。 

 

ハーマン・デイリー(聞き手:枝廣淳子)  『「定常経済」は可能だ!』(岩波ブックレット No. 914.  (岩波書店、2014年)  以上はあくまで予定です。 

 

槌田敦  『弱者のための「エントロピー経済学」入門』 (ほたる出版、2007年)  以上はあくまで予定です。 

 

鶴見済  『脱資本主義宣言-グローバル経済が蝕む暮らし-』 (新潮社、2012年)  以上はあくまで予定です。 

 

 以上の他,資料をe-class,またはDUETから教材をダウンロードしてもらうことがあるので,e-class,またはDUETの使い方に習熟しておくこと。また,e-class,またはDUETに教材などがアップされた場合,e-class,またはDUETに新しいメッセージがアップされましたというメールが学生IDに対応する大学から付与されたメールアドレスに届く仕組みになっている。学生ID対応の大学付与メールアドレスを日常的に使わない場合は,普段自分が使っているメールアドレスに転送されるように設定しておくこと。いずれにせよ,日頃からe-class,またはDUETにアクセスし,メッセージをこまめにチェックすること。

<参照URL/URL>

http://www1.doshisha.ac.jp/~yowada/ 
講義担当者のHPです。 
http://www.ecofoot.jp/top.html  
NPO法人エコロジカル・フットプリント・ジャパンのHPです。 

<備考/Remarks>

授業形態:ネット配信授業(オンディマンド講義) 
バリアフリーのための措置が必要な場合は遠慮無く申し出てほしい。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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