シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△商法演習Ⅱ2
Corporation and Business Law Seminar II 2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  伊藤 靖史

<概要/Course Content Summary>

 この授業では,諸外国の会社法ルールについて学ぶ。商法分野で修士論文を執筆する際には,諸外国の法ルールについての知識が不可欠となる。そこで,このクラスでは,Reinier R Kraakman et.al., The Anatomy of Corporate Law (3d ed.) を講読する。同書は,国際的に著名な会社法学者7人によるテキストであり,米英独仏日といった国の会社法制が,制度の経済的機能に着目して比較検討されている。様々な会社法上の制度を「エージェンシー問題の解決方法」として機能的に整理・検討する同書を講読することで,受講者は,会社法上の制度の存在意義や機能を批判的に検討する視点を身に付けることができるだろう。 
 授業は,担当者に事前に翻訳を提出してもらい(1回あたり1~2ページ程度),その訂正・内容確認を行いながら,適宜日本と外国の法制度を比較検討するという形で進める。具体的な授業の方法は,受講者の数やレベルに応じて適宜調整をしていく。翻訳の提出とその修正を行うことには,修士論文作成に必要な論理力・文章表現力を向上させるという意味もある。 
 なお,授業の内容については,受講者の人数やレベル,また,関心事項に応じて,修正を加えることがある。

<到達目標/Goals,Aims>

 商法分野について研究をするために不可欠な,諸外国の商法・会社法の制度についての基礎的な理解と,法制度の比較を行う能力を得ること。また,修士論文作成に必要な論理力・文章表現力を身に付けること。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第2~15回  (内容/ Contents) 翻訳とその確認,議論  (授業時間外の学習/ Assignments) 担当者は翻訳の作成,その他の受講者もテキストについての予習をすること。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  100%  成績評価は,出席,授業中の発言・態度,発表等にもとづいて行う。このため,欠席は原則として認めない。 

<テキスト/Textbook>

  Reinier R Kraakman et al., The Anatomy of Corporate Law (3d ed. 2017) 
講読部分のコピーを配布する。 

 

<参考文献/Reference Book>

  授業の際に指示する。 

 

<参照URL/URL>

伊藤研究室(授業・ゼミ用ホームページ) 
 
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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