<概要/Course Content Summary>
本講義は,会社法特講Ⅰとあわせて,法曹養成プログラム修了を目指す学生が,法科大学院2年次以降の商法,とりわけ会社法を履修するために必要な基礎的知識を修得するとともに,企業に関連する法的実践的問題を理解し,その合理的解決に寄与する法的思考力を身につけることを目的とする。本講義においては,株式,資金調達,計算・資本制度,組織再編に関する法的問題を取り扱う。 講義内容については,逐次,復習のための課題(練習問題)を示し,受講者をいくつかのグループに分けて,課題に対するレポートの提出を求める。提出されたレポートは平常点の評価に反映する。提出されたレポートに対してコメントを付すなどのフィードバックを行うと共に,その解説を配付する。
<到達目標/Goals,Aims>
第1の到達目標は,基礎知識を確実に習得し,会社法の基本的事項に関する法的問題を理解できるようにすることである。 第2の到達目標は,毎回の授業で解説された事項に関する課題について,条文,判例などの法規範を正確に再現しつつ,かつ,自分の言葉で,平易に法的問題を解説する能力を涵養することである。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第1回
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(内容/ Contents)
株式1
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(授業時間外の学習/ Assignments)
指名された担当者(群)は,復習課題に対する解答を作成して電子メールにより提出する。
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(実施回/ Week)
第2回
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(内容/ Contents)
株式2
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第3回
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(内容/ Contents)
株式3
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第4回
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(内容/ Contents)
株式4
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第5回
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(内容/ Contents)
募集株式の発行1
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第6回
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(内容/ Contents)
募集株式の発行2
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第7回
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(内容/ Contents)
募集株式の発行3
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第8回
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(内容/ Contents)
新株予約権・社債
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第9回
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(内容/ Contents)
会社の計算1
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第10回
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(内容/ Contents)
会社の計算2
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第11回
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(内容/ Contents)
会社の計算3
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第12回
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(内容/ Contents)
組織再編1
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第13回
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(内容/ Contents)
組織再編2
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第14回
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(内容/ Contents)
組織再編3
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習課題の扱いにつき,第1回と同じ。
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(実施回/ Week)
第15回
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(内容/ Contents)
企業結合・法人格否認
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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<成績評価基準/Evaluation Criteria>
期末試験
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80%
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正しい知識を備えているか,事例問題の解答に際しては,適切に問題を発見しているか,正しい法規範を選んで検討しているか,規範が問題とする事実を適切に検討できているか。
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提出物(復習課題)
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20%
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正しい知識を備えているか,適切に問題を発見しているか,正しい法規範を選んで検討しているか,規範が問題とする事実を適切に検討できているか。
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復習課題の解き方及び注意点について,毎回の授業時に解説する。 何が問題であるかを的確に発見しているか,また,正しい法規範を表現することができているか,法的三段論法にしたがった答案の書き方を守ろうとしているか否かを主にみている。 ただ,基本的な論点については,法的三段論法の型どおりに答案やレポートが書けるようになっていることが,会社法の知識と同等程度に重視される点において,会社法特講Ⅰとは評価の観点が異なり,復習課題の練習を通じた1年間の学修成果をみようとしていることに注意して欲しい。
<テキスト/Textbook>
伊藤靖史=大杉謙一=田中亘=松井秀征 『会社法-Legal Quest-』第4版
(有斐閣、2018)
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岩原紳作=神作裕之=藤田友敬編 『会社法判例百選』第3版
(有斐閣、2016)
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久保田安彦=舩津浩司=松元暢子 『会社法判例40!』 (有斐閣、2019)
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<参考文献/Reference Book>
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