シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10308362 

△刑法総論Ⅱ
Criminal Law (General Principles) II
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  川崎 友巳

<概要/Course Content Summary>

 刑法総論は,主として,あらゆる犯罪や刑罰に共通する事項を定めた刑法典第1編「総則」の内容を扱います。刑法総論Ⅱでは,そのうち,違法性阻却事由,責任阻却事由,修正された構成要件論のうち,共犯論,法人処罰,罪数の順で,犯罪論(刑法の解釈論)について解説していきます。 
 受講生には,教科書(『刑法講義総論』)の中で次回に講義で扱う箇所を事前に読んだ上で,授業に臨むことを求めます。毎回講義日までにレジュメを配布しますので(配布方法については,講義時に指示をします),忘れずに持参してください。                                      

<到達目標/Goals,Aims>

◆刑法総論の基本概念や重要論点について,判例や学説の動向をふまえ,的確に理解できるようになる。 
◆各論点の背景にある近代刑法の基本原理についても,深く理解ができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 違法性の本質と違法性阻却  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書227~244頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 違法性阻却事由①―正当行為1  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書244~272頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 違法性阻却事由②―正当行為2  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書244~272頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 違法性阻却事由③―正当防衛1  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書272~294頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 違法性阻却事由④―正当防衛2  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書272~294頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 違法性阻却事由⑤―緊急避難  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書295~304頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 刑事責任の本質と責任阻却事由 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書305~315頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 責任阻却事由①―責任能力と原因において自由な行為 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書315~332頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 責任阻却事由②―違法性の錯誤と違法性の意識の可能性,期待可能性 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書332~357頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 共犯①―共犯の基礎理論  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書393~408頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 共犯②―実行共同正犯  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書408~424頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 共犯③―共謀共同正犯と狭義の共犯  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書424~449頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 共犯④―共犯の諸問題 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書449~474頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 法人処罰 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書105~109頁を読んでおく。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 罪数 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書475~502頁を読んでおく。 

受講生の理解度等により授業計画を変更することもありえますから,授業では,次回に扱うテーマを予告するので,指示された箇所を事前に十分に読んで,疑問な点を意識して出席することが強く望まれます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末筆記試験  90%  刑法総論に関する基本的な知識を修得しているかどうかを問う問題を出題します。採点に当たっては,検討すべき問題点を 明示して,その問題点に関する判例・学説の状況を整理・分析し,自説を積極的に展開し,他説を批判するなど,説得的な 根拠を示して具体的に妥当な結論を導き出しているか,論述に論理的一貫性があるかを重視して評価します。 
小テスト  10%  理解度を確認するために,不定期に小テストを実施します。 
特記事項    原則として期末筆記試験の成績により評価します。ただし,提出された質問の内容を加味して,10%の範囲で評価します。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
544 7.7 28.5 39.2 19.3 5.3 0.0 2.1

<テキスト/Textbook>

大谷 實  『刑法講義総論』新版第5版  (成文堂、2019)

 

<参考文献/Reference Book>

山口厚・佐伯仁志編  『刑法判例百選Ⅰ総論』第7版 (有斐閣、2014)
 

 

 

 

 

 

 

 

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