シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10307707-164 

△4年次演習3(商法)-164
Seminar for Seniors 3-164
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  白井 正和

<概要/Course Content Summary>

会社法は,平成17年に全面改正された際に条文数が飛躍的に増加したため,会社法の条文が意味する内容を一通り理解するだけでも大変な作業である。ましてや,企業で働いた経験のない(または経験の乏しい)学生が,実際の企業活動に関する複雑な事案を前に,的確に論点を抽出し,論点相互の関係にも配慮しながら,膨大な数の会社法の条文を頼りに事案の解決を自分で論じられるようになるためには,十分な努力が必要となる。 
本演習では,3年次演習に引き続き,会社法上の重要論点について議論し,または,重要判例もしくは重要判例をベースとした判例研究または事例問題に取り組む予定である。以上の活動を通じて,会社法の考え方や会社法上の重要論点についての理解を深めるとともに,事案の分析の仕方や論証の仕方などについて,具体的にどのように取り組めばよいかに関する勘どころを身につけることを目的とする。

<到達目標/Goals,Aims>

会社法上の重要論点に取り組むことで,①複雑な事案を分析し問題点を発見する能力,②重要な論点に関する理解力(判例・学説),③限られた字数・時間の中で自らの見解を過不足なく表現する能力,④他人の意見を聞き,正確に内容を把握したうえで,それらを論評する能力を磨く。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) ガイダンス  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習として,課題文献にざっと目を通し,報告を希望する内容についての目星をつける(2時間)。 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 班分け・グループごとの報告の割当て 
課題文献についてディスカッション 
(授業時間外の学習/ Assignments) 予習として,その日のゼミで扱う予定の文献等に目を通し,自分なりの考えを用意する(2時間)。 
復習として,その日のゼミで扱った内容についてもう一度確認し,自分の頭で考えながら理解を深める(1時間)。 
(実施回/ Week) 第3回‐第15回  (内容/ Contents) 各グループの報告,グループ対抗のディベートなど   (授業時間外の学習/ Assignments) 予習として,その日のゼミで扱う予定の文献等に目を通し,自分なりの考えを用意する(2時間)。 
復習として,その日のゼミで扱った内容についてもう一度確認し,自分の頭で考えながら理解を深める(1時間)。 
自らが担当する報告・ディベートの準備やその他の課題を,班ごとまたは個人で行う(1時間)。  

春学期・秋学期ともに上記スケジュールで行う。以上の授業計画に従って演習を進める予定だが,受講者の理解度などを考慮しながら,演習で扱う内容や順序を変更することがある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  出席および各回の質疑応答における発言などを評価の対象にする 
クラスで発表など  50%  報告の内容を評価の対象にする 

<備考/Remarks>

秋学期は対面授業を実施する予定である。授業の性質上,リアルタイムオンライン形式やオンデマンド配信形式等のネット配信との併用は難しい。受講を判断する際にはその点に留意すること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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